コロナ禍で秋分のみたま祭り(日本は大丈夫)

 今年(令和二年)の秋分の日は、九月二十二日。いつもの様に秋分のみたま祭りをお仕えしました。なんと軽やかであったことか。

 これまで長年、春分の日と秋分の日には必ずみたま祭りをお仕えしてきました。この日皇居においては、春季皇霊祭、秋季皇霊祭が行われます。

 神祭りには肉体エネルギーを使うものであり、毎年春秋のみたま祭りは特に肉体の負担が大きいものでした。春分秋分の数日前から、神祭り特有の負荷が、私たち夫婦の肉体にかかり始めるのです。その神祭り特有の負荷(しんどさ)は祭りが終了すると、スーッと消えてしまうのです。それが例年の通例でした。

 ところが今年に限っては、その通例の負荷がかかってきませんでした。それは今年春のみたま祭りでも同様でした。こんなことは珍しい。

 今年は年頭から新型コロナウイルスの騒ぎが起こりました。春のみたま祭りが近づくにつれ、さぞ例年にも増して厳しい負荷を負わされるであろうと覚悟しておりました。ところがなんと、家内も私も、何の負荷も感じることなく軽やかに春のみたま祭りを終えることができました。少々拍子抜け。

 さらに先日の秋のみたま祭りも、肉体の負荷を感じることなく軽やかに終えることができました。(どういうわけだ。)この日、みたま祭りを終えてから、ある語学学校の創立記念祭までお仕えしました。例年でしたら、みたま祭りの後にもう一つ祭りを重ねてお仕えするなどは、とても考えられないほどの疲労を感じていたのですが。今年は格別、二つの祭りを同日にお仕えすることができました。余裕綽々(しゃくしゃく)と。

 コロナ禍で日本中が大騒ぎをしているというのに、どうして春秋のみたま祭りが例年よりも負担が少なく終えることだできたのか?思い当たる点が二つあります。

 一つには、コロナ蔓延を防ぐために日本人総体が祈りを深めたということが考えられます。日本全国の神社やお寺で、コロナ退散の祈祷が行われています。産土神社に参拝して、鬼理をささげる日本人も多くいることでしょう。コロナ蔓延という国難に際して、日本人総体が日本人らしさを発揮して祈りを深めた、その祈りの総量が、例年にも増して日本列島に響いていると思われます。

 二つ目は、やや希望的観測かもしれませんが、日本はもとより、地球全体の波動がある意味で向上してきたのではなかろうかと思われます。

 コロナ禍でのみたま祭りをお仕えして、少々肩すかしを食った感がしましたが、国難に際しては日本人は産土神と共に祈りを深めるのだと改めて感じ、日本は大丈夫だと深く確信したことでした。

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