いつの間にか演じていたジブンに気づこう
2週間前くらいに、ジブンの中でここぞとばかりに漫画を読んでみました。
その中の一冊に、『青のフラッグ』という漫画に出逢いました。
この漫画の中に、甲子園を目指す高校球児がいるのですが、その少年がとある友人に『あなたみたいになりたかった』と言われるのです。
そのとき彼は驚きました。
『俺みたいになりたい・・・。』
そう言われたことにより、彼が気づいたことがありました。
『俺は俺じゃない別人になりたい思ってた。それは俺じゃない他の誰かから見た理想の人だった。』
これは僕ら人間の誰もが陥りやすいことです。
僕らはジブンはジブンとして生きていると思っています。
にもかかわらず、どこかで他人の目を気にして、あの人を傷つけないように、嫌われないように、気分を害さないように、好かれるために、などとジブンじゃない誰かにとって都合の良いジブンになっていたりするのです。
これが、先ほどの漫画の彼が気づいた、俺じゃない他の誰かから見た理想の人になっている状態です。
無意識で生きていると本当にこのような状態にいつの間にか陥っています。
ただ、これはジブンがこういう人間だという自分軸のようなものや、他人と比較しない意識、ジブンを客観視する力などを持ち合わせていれば、今がジブンなのかジブン以外の誰かの理想の人を演じているのかを明確に区別することが出来るでしょう。
演じることは時折必要です。
ただし、僕たちは概ねというかほとんど、誰かの理想の人として生きているのではないかと思います。
そんなときは、一瞬でもいいので、ジブンに問いかけてほしいのです。
『今のジブンは、ジブンなのか誰かの理想の人を演じているのか?』ってね。
演じているジブンじゃ、相手の本当の部分に触れることはできません。
もっとあの人に近づきたい、ジブンらしく生きたい、嘘をついて生きたくない、そう思うなら、もう1つジブンに問いかけてほしいコトバがあります。
『本当はどうしたいの?』
もう一度、ジブンにこう問いかけることで、本当にこれでいいのか?と問いに対して、ジブンの本当の答えが出てくるのです。
もちろん、一度の問いでは変わらないということもあるかも知れません。
ただ、いざというときに闇雲に選択するのではなく、今一度立ち止まって、選択することが重要なのです。
本当にどうしたいかをジブンに問うた後に、YESと言えばそのまま突き進めばいいし、NOと言えば、違う選択をすればいいだけです。
さて、いつの間にか演じていたジブンに気づく番が来たようですよ。