あの扉の向こうに『オマエと旅した時間』
あの扉の向こうには
「
オマエと出会ってもうすぐ20年になる
あの頃の俺はなんとなく尖ってた
それも仕方がないよな
オマエの前はハチロクだったから
ある日の峠の帰り道に先代は壊れた
それは自分の未熟さ
だから後悔して、ハチロクと一緒に卒業した
そしてオマエが現れた
飯ばっかり食う不満も
取り回しの悪いでかい図体も
今となってははご愛嬌だよな
スキー⛷️の時は、こき使って悪かった
あの後ご機嫌ナナメになって
エアコンが壊れた時は、凍えそうになったよ
俺が仕事を病んで辞めた時
一緒に1ヶ月間本州を回った事は
これ以上のない思い出
長い付き合いだけど、もう流石に疲れたか?
でも、もう少し俺との思い出作りに
付き合ってくれないか?
俺の人生で1番愛した車は
オマエしかいないんだから
朝、見知らぬ地でランプで沸かし
挽きたての豆で飲むコーヒー☕️を
もう一度くらい付き合えよ
少し暖かくなったらシュラフを積んでさ
どっか行こうぜ
なぁ相棒
」
そんな『オマエと一緒に旅する時間』をもう少し願う物語。。