かめ妻@2y長男+0y双子ママ
私の双子妊娠と育児に関するエッセイのまとめです。 双子プレママ、そのご家族、双子に関心のある全ての方にお読みいただけると嬉しいです。 多胎妊娠はマイナーで情報もまだ少ないです。 私の体験がどなたかのお役に立ちますように。Merci♡
迷えるあなたに贈る かめ妻のエッセイとコラムのまとめ
診察からの帰り道、私は自分の感情に振り回されていた。 二人目が欲しいと希望し、願い通りに妊娠したにも関わらず、今度は双子の妊娠に動揺している。 「双子ちゃんの心臓、元気に動いていたな。」 エコー写真を見る。 私はなんて自分勝手な母親なんだろうか。 ぱっとした喜びの感情で埋め尽くされてはいない、このもやもやとした黒いもの。これが自分の感情なのかとほとほと嫌になる。絶望だ。何なのだ。 「最低で最悪だ…」 しかしだ。双子を妊娠したママは、実際どう感じたのだろうか。 私
結論から言うと、いわゆる「ママ友」という存在は必須ではないと個人的には思う。 高齢出産ママが「ママ友は必要なのか?」と悩んでしまう経緯には、自分と年の離れた若い年齢のママとの年齢差からくる若干の居心地の悪さに疲れてしまったというものがあるだろう。 母親であるからと言って、母親の輪に入らなければならないという決まりはない。これはどんなコミュニティでも同様で、入るか入らないかは自分の意思だ。 ではなぜ同じ属性のコミュニティに入るかというと、有益な情報が入手できたり、気持ちに
前回の診察から二週間後、私は再びクリニックを訪れた。 心拍確認ができる頃だ。無事に確認できるかどうか緊張する。 赤ちゃんの心臓はドキドキしているだろうか。私はすでにドキドキだ。 「どうぞ。」 自分の名前が呼ばれて、待合からいそいそと診察室へ移動した。 診察が始まったのだが、いつもより少し長く感じた。 赤ちゃんに何かあったのだろうか。一気に不安になる。気のせいか、時間が長く感じる。 「心臓が二つあるね、双子だよ!」 「えええええええ!」 大きくて変な声が出てしまっ
正確に言うと、「第二子が」ではなく、第二子だと思っていた第二子と第三子なのだが。 それはさておき、私達夫婦のもとに新しい生命がやってきてくれたのがわかったのは、妊活を開始してから2ヶ月が経とうとしていた頃だった。 何だか妊娠している気がして、生理開始予定日に妊娠検査薬でフライング検査をしてみた。 まもなく、薄くはあるが、陽性欄に線が現れた。居てもたってもいられず、部屋にこもっていた夫に報告に行った。 「妊娠してる!」 「えええええええ!」 39歳と40歳の夫婦だ。
先日、こちらのネット上オンライン記事が目に留まった。 子ども3人いる女性が一番不幸「産むほど幸福度が下がる」育児のリアル 私には3人の子どもがいるので、思わず前のめりになった。 記事の概要は、「子どもを望んだは良いものの、その数に比例して女性の生活全般の満足度が下がる。その要因はお金と夫婦関係にある。」というものだ。 わからない部分もないではないが、内容がちょっと雑で乱暴過ぎるのではないかと感じた。 ではまず、子どもがいない夫婦の生活は表1や2のように本当に幸せなの
私は、20代の頃に、将来は結婚して専業主婦になることへ憧れていた。 仕事はそこそこ、趣味や遊びの時間を楽しむ。 そのうちいい人が現れて、30歳前に寿退社。 憧れの専業主婦になり、優しい夫と可愛い子供達と一緒に優雅な生活を送る。 そんな夢を描いていた。 けれど実際は、36歳まで独身で、現在も会社員として働いている。 当初の夢とは異なるが、途中経過を除いて、全く悪くない。 夢を描くのは良いことだし、どんな夢であっても良いと思う。自由だ。 問題なのは、夢だけ描いて、計画も
わが家の長男はとても華やかな顔立ちをしている。 濃くも薄くもない凛々しい眉毛に、まるでまつ毛エクステのようなふさふさで長くカールしたまつ毛。幅広のくっきり二重に、すっとした鼻筋。 親バカだと言われても仕方ないが、実際、長男と出掛けると、老若男女問わず振り返り、声をかけてくださることが本当に多いと感じる。 ある日、ベビーカーへ乗せた長男と、街の中心部へ買い物に出かけた。 この日も何人もの人々が長男を見て声をかけてくださり、ご機嫌な私が帰りの駅のホームに立っていた。 そ
今日は、長男が私と公園に行きたいと言ってきたので、久しぶりに休日の公園へ2人で遊びに行くことにした。 出発してしばらくすると小雨が降ってきた。 雨は少しずつ強くなり、このまま公園で遊ぶには厳しいと判断し、高架下に避難した。 スマホアプリの雨雲レーダーによると、15分も待てば雨は収まりそうだった。だとすれば、長男がノリノリで外出したのに帰宅するのはもったいない。 長男と二人、通り過ぎるバスや車を眺めながら、しばらく高架下で雨が上がるのを待つことにした。 「バスー、くるま
私には2歳の長男と0歳の双子男児、合わせて3人の子供たちがいる。 子供たちが起きてから寝るまで、毎日ドタバタだ。 今朝も6:00に起き、双子にミルクをあげ、長男を起こしに寝室へ向かう。 「おはよう」と呼びかけると、むくっと起き上がり、のそのそと這って私のところまで来てしがみつく。 「おかぁさん、おはよ。」 抱きかかえてダイニングへ行き、朝食にクリームたっぷりのクリームパンを出すと、本当に美味しそうに頬張りながら長男が一言。 「おかぁさーん、おかぁさーん、えへへ」 そ
36歳まで婚活をしていた私だけど、同じ時期に婚活をしている女性からよく聞くセリフがあった。 「普通の男性でよいのに、なかなか相手が見つからない。」 しかし、よくよく話を聞いてみると、この前デートしたあの人はこういうところが嫌だったとか、こういうところが合わなかったとか、ひとつでも気に入らないことがあるともうダメのようだ。 質が悪いことに、言っている当人は、この矛盾に気づいていない。友人には偉そうにアドバイスできても、自分のこととなると冷静に見れないことは往々にしてある。
私は、できるものなら子供は二人欲しいなと漠然と思っていた。 結婚は36歳も終わりのころで、長男を妊娠出産したのが37歳のとき。 30代後半で、ほんの少し前まで独身だった自分が、ひとりでも子供に恵まれたことに喜びを感じていたけど、やっぱり二人目が欲しくなった。 理由は単純で、私自身が三姉妹で、今の今まで姉妹がいてくれたことに感謝しているからだ。 一方、夫は可愛い長男の存在にとても満足しており、二人目は特に希望していない様子だった。 将来、子供は欲しいか、欲しいなら何人か