【詩歌の栞】6/16 和菓子の日に「落ちこぼれ/茨木のり子」
今日、6月16日は和菓子の日。全国和菓子協会のHPからその由来をご紹介します。
その後、鎌倉時代、江戸時代と時代を超えて、また、宮中、武家、町人など身分や立場を超えて「嘉祥の日」のしきたりが受け継がれてきたといいます。
おめでたい謂れもありがたいですが、近くの和菓子屋さんで「和菓子の日」にちなんで催事があるのがうれしいところです。
そして、「和菓子の日」で思い出すのは この詩。
茨木のり子さんの「落ちこぼれ」
「落ちこぼれ」を和菓子の名につけたいようなやさしさ、といい、落ちこぼれの実をいっぱい包容できるのが豊かな大地である、と。
まことにそうだ、と思いつつも、自分やこどもたちは「世間並」であることを望む性根を捨てきれません。豊かな大地となるには肝の太さと覚悟が足りないなあ、とため息がでるのです。
甘いものでも食べて・・・少しゆったり過ごしましょうか。