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土地が買えないかも!?

前回は「基本に戻って見直したら、スムーズに物事が動き出した」
という、当たり前なお話でした。


2022年の師走目前でしたが、融資の算段が整ったので、いよいよ土地売買契約へと進みます。

土地の所有者は80代の女性。私たちの親と同じ世代です。
長い間ご家族とともに暮らしていたそうですが、お子さんは独立され、ご主人が亡くなり、ご自身もすでに別の場所に住まいを移されていました。

当初は古家付きで土地売却を試みたようですが、条件的に契約まで至らなかったため、古家を解体して更地で売却する方向にシフトした所でした。

私たちにとっては、土地を真剣に探し始めて1ヶ月ほどで見つけた物件。
幹線道路から近いけど、電車の駅からは少し距離があって少し不便そうだけど、予算にだいぶ近い価格。おまけに私(亀崎)の実家にアクセスしやすい立地。

融資の目処が付かない時期だったけど、すぐに買付申し込み。
それ以降の諸々の算段は前回の記事に書いた通り、回り道しながらも住宅ローンの審査を受けて、契約の準備に取りかかったのですが・・・



・売主さん入院する

買付申し込みをしてから契約までは約1ヶ月。
担当の不動産屋さんとメールで事前に確認しながら、必要書類や手付金を準備してその日を待っていました。

ところが直前になって「売主さんが入院した」というお知らせが!

幸いにも命に別状がないというので一安心。
急遽娘さんを代理人とする書類が作成され、予定通りの日程で売買契約を行う様に手続きが進みました。

「土地が売却できたら、そのお金でやりたい事がある」
80代の売主さんがそうおっしゃっていると聞いていたので、一体どんな夢があるのか?契約の時にご本人に直接お話しをうかがいたいと思っていたのに。

・契約日の急変

当日は代理人の娘さん(私たちと同年代)が契約の場にいらっしゃって、無事に売買契約締結。
書類が整うまでの間の雑談で、土地周辺のお話や売主さんのお身体の具合などをうかがっていたら、入院先の病院から電話が。

売主さんであるお母様の容体が急変したとの連絡でした。
2022年11月のことなので、コロナ禍での入院は家族でさえ面会が制限される時期。
同じ年代の親を持つ身としても、とても心配な状況になってしましました。

・土地が買えないかも?

やっとたどり着いた土地売買契約。
契約書を交わして手付金を支払いましたが、最終的な決済はこれからです。

※土地決済とは
「代金の支払い」と「土地の所有権を移転」を同日中に行う手続き。

このまま、最終的な売却の意思をご本人確認できないまま決済できるのか?
売主さんが回復されれば問題ないのですが、こればかりは見通しがつきません。

私たちの住宅建設は個人的なものと事業計画が密接に絡んでいることもあり、スケジュールも含めて、何とも厳しい局面になりました。

ここまできたのに・・・いったいどうなってしまうの!?

kame:オフグリッドハウスこぼれ話



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