ウルトラQ第16話「ガラモンの逆襲」を観た

超有名怪獣ガラモン、2回目の登場です。今度はたくさん!破壊活動も規模が大きいです。東京、危機に陥りがち。ガラモンは仕草がかわいいですね。口元に手をやりぽけーっとしたり、産まれた直後にガラダマの破片を振り払ったり。迫力もありますが、かわいい。
ロボットのはずなのに、かなり生き物っぽい見た目ですよね。ちゃんと見るまで生き物だと思ってました。セミ人間の技術力の賜物でしょうかね。足音はがちゃんがちゃんとロボットっぽいですが。

怪しいリモコンを操作しながら、チルソナイト電子頭脳を奪い返しにきた美形の男。あまりに美しく、ミステリアスでかっこいい。それでいてトラックにチェロのケースを積み込む時やトラックに乗りこむ時の仕草は割と普通の人っぽくて、焦りながらチェロのケースを回収するシーンでは帽子を落としたりと、めちゃくちゃしっかりしてるわけではない、人間らしさも兼ね備えています。魅力的。

ロッジを挟んで挟み撃ちにするシーンとか、いいですね。人間同士のアクションも好きです。銃を操ったり、トラックを操ったりなんでもできるリモコン、羨ましい。
電子頭脳を包むまでフヨーンという電波っぽい音が出てるのも、表現な感じがいいです。実際には起こらない(起こるのかもしれませんが)ことを、演出や表現として実際に描いているものを見ると嬉しくなります。

頭を銃で撃たれて元の姿に戻ってしまったセミ人間は、仲間であろう円盤からの光線で焼き殺されてしまいます。炎の中で悶える姿は痛々しく、人形をマリオネットにしていることもあり不自然な動きで不気味です。
宇宙人の残忍さを見て、「あんなやつらに地球を渡してたまるか」と憤慨しますが、人間だって似たようなことをやるので人のこと言えないと思います。ただ、失敗してからやってくるならもうちょっと早くきて助けてくれたらよかったのにね。
「チルソナイト電子頭脳を破壊できる技術がない限り、奴らの脅威は消えていないのだ」と、ウルトラQらしい後味のある締め。ガラモンの再登場はあるのでしょうか?


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