仮面

ウルトラマンを見る者

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西の彼方に

西のほう ずっとずっと西のほう すごく西  西の彼方に Over the 西のほう 君が思っているよりずっと西 さらに西 そう その辺 その辺にね ニシノホー共和国って国がある その国の人は 血が青い すごく青い ものすごく青い びっくりするほど青い 血が青いから照れると顔が青くなる 本当に青い あの空より あの海よりも青い それを見た時に君は初めて本当の青を知る 本当の青を知ってしまったら 他のどんな青も青く見えなくなってしまう 青がモノクロに見えるようになる だから そん

    • ウルトラQ全話観た

      よかったですねぇ。ウルトラQ。ミステリアスで、ハッピーエンドで終わらないのがいいですね。最後の方は割と純粋なハッピーエンドも多かったですが、何か含みを持たせる終わり方や、全くハッピーじゃない不思議なだけの終わり方が本当にいいです。お気に入りの回は、「2020年の挑戦」と「あけてくれ!」。少し毛色が違いますが「カネゴンの繭」もかわいらしくてすきです。 「ガラモンの逆襲」に出てきたチルソニア遊星人Qや、「宇宙司令M774」のルパーツ星人ゼミなどの人間の姿をした宇宙人もミステリアス

      • ウルトラQ第28話「あけてくれ!」を観た

        最終回その2。これぞウルトラQという感じで、素晴らしい。前回がレギュラーキャラクターの活躍によって締める最終回だとすれば、今回はウルトラQという作品全体が纏うミステリアスさと悲哀によって締める最終回。 こういう言い分けをするのなら、制作順での最終回「地底特急西へ」は子供向けSF作品としての最終回、脚本順での最終回「ガラモンの逆襲」は怪獣モノとしての最終回というのがいいでしょうか。 ともかく、今回はウルトラQというミステリアスSFの最終回としてもひとつの作品としても本当に素晴

        • ウルトラQ第27話「206便消滅す」を観た

          本放送時の実質最終回。怪獣は申し訳程度の出演でしたが、オリオン太郎が事件を起こそうとし、万丈目さんと取っ組み合いになるようなシーンは熱いですし、いつになく真剣な表情の一平もなんだかかっこよく見えてくる。一の谷博士の出番も多く、レギュラーキャラクターの出番が多かったのが、最終回らしくていいなと思いました。 申し訳程度といってしまった怪獣も暴れ回るシーンではなかなか迫力がありました。よかった。

          ウルトラQ第26話「燃えろ栄光」を観た

          ピーターとジョーの友情物語。熱いですね。 ジョーは最後には立ち向かう決心をし、看板を立て直して歩いて行きます。試合の結果が描かれるわけでもないのがおしゃれですね。重要なのは立ち向かうことに決めたことですから。

          ウルトラQ第26話「燃えろ栄光」を観た

          ウルトラQ第25話「悪魔ッ子」を観た

          怪獣が出てこない回でしたが、空想科学的な言葉が色々飛び出し、不思議な幽体離脱をSFに昇華していて面白い。 「リリーは悪魔ッ子では無かったのです。もし悪魔がいたとすれば、それはリリーの中にではなくて、それを取り巻く世界が歪んでいたからなのです」 良いナレーション。

          ウルトラQ第25話「悪魔ッ子」を観た

          ウルトラQ第24話「ゴーガの像」を観た

          かっこいい女スパイが便利アイテムを出すのが楽しい回でした。スパイものに怪獣を出したような感じ。 怪獣はでかいカタツムリのようなゴーガ。ナメゴンよりはキモくない。徐々に大きくなっていくのがいいですね、バルンガもそうですが、最初小さいものが大きくなっていく過程が描かれているのはいいですね。

          ウルトラQ第24話「ゴーガの像」を観た

          ウルトラQ第23話「南海の怒り」を観た

          デカすぎるタコ!タコの化け物といえばクラーケンが有名ですが、まさにそんな感じのイメージで、登場時には船に触腕を絡ませて一気に沈めてしまいます。タコの化け物、スダールによって外界と隔離されていた孤島の住民とのふれあいみたいな展開もあり、ものすごく正統派に面白い回でした。 ウルトラQにしてはは珍しくすっきり終わりましたね。

          ウルトラQ第23話「南海の怒り」を観た

          ウルトラQ第22話「変身」を観た

          「これから30分」のナレーション、いただきました。 人間がそのまま大きくなるというのは、1/8計画でも似たようなことがありましたが(あれはむしろ逆ですが)やっぱりいいですね。セットや撮影技術が普通の人を巨大な人に変身させてしまう。特撮って夢があります。 アンバランスゾーンというのは、何かしらでっかくなる空間なんでしょうかね。アンバランスゾーンという言葉が出てきたのは、巨大化する猿の回と、巨大化するモグラの回だったでしょうか。今回はモグラの回同様メロドラマ的なお話でした。「あな

          ウルトラQ第22話「変身」を観た

          ウルトラQ第21話「宇宙司令M774」を観た

          ルパーツ星人ゼミの妖しくも美しい感じ、いいですね。「あの人も、あの人も、あの人も…あなたの隣の方、その人も宇宙人かもしれませんよ」 隣に誰かいれば「この人がもし宇宙人だったら…」なんて想像もしたんでしょうが、残念ながらひとりぼっちです。もし隣に誰かいて、その人が宇宙人だったとして、変わらず仲良くすると思いますがね。 地球はルパーツ星人曰く「美しい星」であるそうで、多くの宇宙人が潜伏しているらしいです。美しいのは嬉しいけど、勝手に住むのはどうなんでしょう。大宇宙のルール的には。

          ウルトラQ第21話「宇宙司令M774」を観た

          ウルトラQ第20話「海底原人ラゴン」を観た

          ラゴン、最近の作品にも登場する人気怪獣ですね。ウルトラマンオーブに登場した時と同じく、親子出演でした。子を取り戻すため、島を練り歩き、時には人を殺す恐ろしい怪獣。身の丈は人と大きく変わらないのがまた怖いですね。暗闇の中で光るラゴンの目は恐ろしいです。銃は効かないし、壁も簡単に破ってしまいますが、音楽が好きなようで、万丈目さんがラジオで音楽をかけると途端に大人しくなります。言語は通じませんが、文化に理解を示す怪獣、いいですね。人間同様の親子愛も持っています。文子がラゴンの子を返

          ウルトラQ第20話「海底原人ラゴン」を観た

          ウルトラQ第19話「2020年の挑戦」を観た

          空想科学としても、特撮番組としても、映像作品としても素晴らしい。演出、シナリオ、その他もろもろ全てにおいてセンスがいい。傑作です。 シナリオの流れが完璧すぎて全てを説明したくなってしまうところですが、面倒なのでやめておきます。 謎の液体に触れ、消えてしまう人々。消える様子も映像として完成度が高い!謎の液体や円盤の正体が徐々に明かされていく流れが美しすぎる。 やり手の刑事、宇多川さんのキャラもいい。第一印象はヨボヨボのおじいさんですがいざとなると本当にやり手。 車から逃げる

          ウルトラQ第19話「2020年の挑戦」を観た

          ウルトラQ第18話「虹の卵」を観た

          めちゃくちゃ綺麗な話だった…普通に感動で終わるなんてウルトラQじゃ珍しい。 虹の卵は、虹を見た子供たちの心の中に生まれる美しい卵。ささめ竹の花と揃うと、なんでも願いを叶えてくれる。ささめ竹の花には不吉な言い伝えもあり、第一次世界大戦の始まった時にも咲いたそうな。ふたつの言い伝えを持つささめ竹。 優しいおばあちゃんと、おばあちゃんが大好きな子供たちが今回の主役です。 子供たちは、おばあちゃんの足を治すため虹の卵を探します。探しながら、金の虹を見たり、ウランカプセルを虹の卵だ

          ウルトラQ第18話「虹の卵」を観た

          ウルトラQ第17話「1/8計画」を観た

          久々に「これから30分、あなたの目はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです。」のナレーション。嬉しい。 S13区では、漫画やアニメも、ドラマも、外の世界のものは見れないのでしょうか。そうだったら嫌ですが、そうじゃないなら是非行ってみたいものです。働かなくても暮らせるなら、それだけで嬉しいです。 「天国」と表現した職員のセンスがいいですね。元の世界の人とは会えなくなってしまうけど、幸せな暮らしが約束されている世界。まさに死んで天国にいくかのようです。私は、

          ウルトラQ第17話「1/8計画」を観た

          ウルトラQ第16話「ガラモンの逆襲」を観た

          超有名怪獣ガラモン、2回目の登場です。今度はたくさん!破壊活動も規模が大きいです。東京、危機に陥りがち。ガラモンは仕草がかわいいですね。口元に手をやりぽけーっとしたり、産まれた直後にガラダマの破片を振り払ったり。迫力もありますが、かわいい。 ロボットのはずなのに、かなり生き物っぽい見た目ですよね。ちゃんと見るまで生き物だと思ってました。セミ人間の技術力の賜物でしょうかね。足音はがちゃんがちゃんとロボットっぽいですが。 怪しいリモコンを操作しながら、チルソナイト電子頭脳を奪い

          ウルトラQ第16話「ガラモンの逆襲」を観た

          ウルトラQ第15話「カネゴンの繭」を観た

          とても平和で良い会でしたね。カネゴンはずっとかわいいし、友達が一生懸命頑張ってくれるのも優しい。怪獣が悪者ではなくかわいらしい主役なのが良いです。 お金が大好きな少年、典型的なお父さんとお母さん。沢山の友達と、これまた典型的な見た目の意地悪な現場監督。全てがわかりやすくてとても見やすい。 カネゴンよりもイタコのおばさんのほうが大暴れしていたような気がします。このシーンに限らず全体的にコミカルで楽しい。 今回の悪者はヒゲのおじさん。子供たちの居場所を奪うやな大人を懲らしめてや

          ウルトラQ第15話「カネゴンの繭」を観た