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ラオス旅行記 #2:首都・ビエンチャンの夜

2022年に訪問したラオスの旅行記です。


ハノイでのストップオーバーの後、ラオエアラインズでラオスへ向かった。とはいえ約1時間のフライトだったので、あっという間にラオスの首都・ビエンチャンへ到着した。

ラオスの入国審査のエリアは狭く、とても混み合っていた。しかも、入国にあたり何か用紙の提出が必要だったようだ。
待ちに待ったあげく用紙を持っていないことを伝えると、私が一番最後だったためか「あ〜通っていいよ」と適当にそのまま通してくれた。
ラオス、ゆるい。

当初はラオスへ午後早めに着き、首都ビエンチャンも観光した上で翌日ルアンパバーンへ向かう予定だった。しかし、ハノイからの出発が遅れたため、到着すると既に外は暗くなっていた。

女一人旅のため、暗い場所はあまりうろつきたくない。予めラオスのUber的存在である「LOCA」をインストールしていたため、観光は諦めてとっととタクシーで宿に向かうことにした。

ビエンチャンの遊園地

ハノイと比べると、ビエンチャンの夜はとても静かだった。
車通りも激しくなく、人通りも少ない。ハノイでは止むことのなかったクラクションの音も全くしない。落ち着くような、かえって落ち着かないような、不思議な気持ちになった。

翌朝撮影したホテルの入り口

ビエンチャンは通過点でしかないため宿も安めの場所を選んだが、空いていたためかアップグレードしてくれた。これで4500円くらい。綺麗だし広々。一泊だけ(しかもほぼ寝るだけ)なのが惜しい気持ちになる。

部屋にはウエルカムフルーツならぬ、謎のウエルカムお菓子があった。とても気になったが、ここからは一人旅であり、胃袋もひとつしかない。写真だけ撮り、外へ夕飯を探しに行くことにした。

人の流れを見つつ薄暗い道を歩いて行くと、突如キラキラしたエリアが出現した。遊園地だ。
辺り一体が暗い中、ここだけ激しい音楽とネオンがきらめく様子はなんだか不思議な光景だった。

遊園地には乗り物だけでなく、屋台もあった。ナイトマーケットだ。ハノイとはまた少し違う雰囲気である。

日本のたこ焼き的な屋台などもあったが、うろうろした結果フードコートのようなエリアの端っこに落ち着いた。

気になっていたラオス産のビール・ビアラオを頼むと、自然な形でストローが刺さって運ばれてきた。
これがラオス式? 飲み方はさておき、あっさりしており飲みやすいビールだった。

お腹が空いてるんだか空いていないんだか分からず、チャレンジする気もあまりなく、無難に炒飯的なものを頼んだ。

もそもそと食べていると、正面の少し離れた席にSPY×FAMILYのアーニャのコスプレをした少女と、別のキャラと思わしきコスプレ少年が出現した。そしてその近くでは、また別の少女が宿題を始めた。
突然のカオス。思わぬところでラオスでもコスプレ文化があるのだなという学びを得た。

ふと足元をみると、絵に描いたような立派なカエルもいた。

食後、先程の遊園地に寄るか迷ったが、明日も早起きする必要があったので諦めた。静かなキラキラした道を通りながらホテルへ戻った。

翌朝。明るいところで見ると、ホテルのプールは思いの外立派だった。 

早朝の出発だったため、万が一も考えて昨晩のうちにLOCA(ラオス版uber)の予約機能を使ってみたのだが、無事に予約できていたようだ。朝早くに近くのお寺前まで迎えに来たタクシーに乗り、空港へ向かった。

ビエンチャンもまたトランジットであり、ようやく今日目的地であるルアンパバーンへ着くことができる。再びのチェックインを行い、出発を待つ。

ビエンチャンの交通事情やLOCAの利用情報が事前にあまり拾えなかったこともあり、早め早めの行動を心がけていたため、時間には余裕があった。
注文したら思いの外大きかったココアを飲みながら、のんびりと過ごした。

出発の時間になり飛行機に向かうと、ビエンチャン→ルアンパバーンへの飛行機はプロペラ機と呼ばれるものだった。乗り継ぎに乗り継ぎを重ね、いよいよ最終目的地に向かうのだという気持ちが高まる。
小さな機体に身を任せ、ルアンパバーンへ向かった。

つづく


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