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(517日目)紅白とB`zと俺。
何十年ぶりだろうか。
紅白歌合戦などを見ることになろうとは。
あのお二人が出ると言うならば
見なければならない。
それは戦国時代であれば
仕える殿が「いざ出陣!」と仰せならば
有無も言わさず武具を身にまとい
戦場に赴く感じに似ていなくも、ない。
今日は1ファンの目線で書く内容です。
なので、好き勝手書いてます。
◾️そもそも一報を疑っていた
確か12月25日だったか。
週刊文春?が一報を出したと思うの。
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その時の感想は「どうせガセでしょ?」である。
ある意味毎年のように期待値を含めた情報が出てくるから恒例である。
そんな情報に触れてもなんの高揚感もないし
なんならガセであってほしい。これが本音である。
なぜなら働きすぎのお二人には
年末くらいゆっくり休んでほしいからに他ならない。
(周りのスタッフにおかれましても同様に)
全てのファンがそうだとは言えないものの
『できれば紅白には出てほしくない』が正しい。
なんかね、紅白のノリと合わないんですよ。
お二人はそういうキャラじゃないし、
そもそもテレビでトークを盛り上げるタイプではない。
そんなB’zは見たくない、が本音である。
しかし時間が経つにつれ
ガセだと信じていた情報が正しいと知ってしまえば
もう殿が決めた判断を尊重すべし、なのだ。
そこには否定する理由もないし
ただ付いていくのみ、である。
兵とはそう言うものである。
◾️事前収録だと聞いてホッとした自分
Xのポストを巡回して情報収集を行っていたが
「おそらく事前収録での出演だろう」が大半の見方だったように思う。
私もそれで良いと思っていた。
先に書いていたように
紅白のノリに合わないと感じていたので
現地に赴かなくて良いし
年末はお休みいただけると思ったので
この情報に少し安堵した部分はある。
(正しい情報ソースではないのに自分の信じたい情報に寄ってしまう人間心理がここで露呈)
まあ、1曲朝ドラの曲を歌うと予想されつつも
少しはサプライズを演出してくれるお二人だろうから
プラス1曲くらいはメジャーどころを歌うのでは?
これが自分の予想だった。
しかしあのお二人はその予想を
余裕で飛び越えてきた。
それはまた後ほど・・・。
◾️出演した時の高揚感
紅白が始まるまでに
妻からは当日のレジュメが届き
だいたいの時間予測ができた。
それまでは呼吸を整え
身を清め、”その瞬間”を待ち構えていた。
いよいよと言うところで
完全に臨戦体制である。
そしていざ登場の時を迎えた。
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朝ドラの主題歌を歌い始めるお二人。
ドラマの内容から察するに歌詞の内容は
阪神淡路大震災から復興に向けて動き出した
神戸の街並みを歌っているのでは・・・?
とファンの間では囁かれている。
そう考えながら聞いていると
体験者の自分からするとウルッとくるものだ。
私を含めて家族は6人いるが
大震災体験したのは自分だけなのだ、と
ふと思ったらこの感覚を共鳴できないのは
なんだかなぁと感じるところは正直ある。
さておき、
イルミネーションの演奏が終わり
『とは言え、B’zの真骨頂はこの曲では伝わらんな』
と思いつつも、2024年の締め括りの日に
お二人の姿を見ることができた高揚感に浸っていた。
普段のお二人ならお辞儀をして終わるのだが
・・・あれ?
階段降りてくる。
もしや・・・
もしや・・・・・・!!?
そう、NHKホールに降臨なされたのだ!
「なんと言うことでしょう。』
とサザエさんの声が脳裏に響く。
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そこから見慣れた緑色のレーザー光が放たれ
『もうLOVE PHANTOM』しかねーじゃん!!!』
と心の沸点に達したことは言うまでもない。
◾️さながらLIVE-GYMだった
B ’zのライブはLIVE-GYMと銘打たれ
長年ファンを惹きつけてきたのだが
NHKホールでのそれはまさに
<B'zのライブ会場>そのものだった。
そしてファンでない人には分からないだろうが
サポートメンバーに注目してしまうのもファン心理である。
『お!ベースは清か〜。格好いいなぁ』
『キーボードは川村さんね。大賀くんもいるし。』
そしてドラムに目を向けたときに驚きが!
『ん?え???シェーン!!???』
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そう、ドラマーはファンに愛されていた
シェーン・ガラス、その人である。
『2018年を最後にお別れしたのに・・・。
戻ってきてくれたんだ、シェーン😭』
ファンは狂喜の嵐だったことは想像に難くない。
90年代を代表するLOVE PHANTOMで、
それこそアウェイである同場所において
観覧客の視線を一気に寄せ集めるパフォーマンス。
B'zファンでない観覧客が
多数を占めるであろう同ホールにおいて
ミニライブ会場とさせるパワーは
一体なんなんだろうか・・・?
確かにこれまでにもサマソニのような
アウェイでも聴衆を歓喜させた実績はあるも
紅白となれば年代層も幅広い。
ポップやロックよりも演歌を好む世代もいるだろう。
であるのにも関わらず、だ。
LOVE PHANTOMがだいぶ短縮されていることに
気づいたのだが、これは来るんじゃないか?
そう、アレが・・・。
で、やっぱり来ましたultra soul!!!
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イントロでホールのボルテージも
最高点に至ったことは画面越しで伝わってきた。
『もうLYVE-GYMじゃんか!』
そうファンなら思ったことだろう。
皆がウ・ル・ト・ラ ソウル!
”ハイ!”でジャンプしてる紅白なんて
想像だにしなかった。
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◾️トラブルを感じさせない貫禄
演奏後にアナウンサーから
マイクトラブルがあったことをお詫びしていたが
『え?どこでトラブってたっけ?』
と思わせられるほど堂々としたステージだった。
確かにLOVE PHANTOMの出だしから
数十秒くらいは『少し声量抑えてる?』
くらいの感覚はあったが、まさにその時だったようだ。
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まぁ、マイクなしでスタジアムの端っこまで
声を轟かせられる稲葉さんですから
この程度のトラブルはトラブルに入らないのでしょう。
何よりそれを感じさせないステージパフォーマンスに
改めて尊敬の念を抱いたことは間違いない。
終演後のポストを見回ってみると
ノリノリで見ていた人、
感動で涙する人、
家族を巻き込んでハイ!してた人
・・・様々である。
しかし私は静かに見続けていた。
殿の勇姿を目に焼き付け
脳裏にインプットするが如く
ただ静かに、静かに・・・。
紅白なのに紅白らしからぬ粋な演出に
お二人だけでなくB’zスタッフ、
NHK関係者にも頭が下がる思いだ。
受信料を払って良かったと
初めて思ったかもしれない。
何よりもファン(顧客)の期待に応えるのではなく
期待を超えてくるのが毎回スゴイと思うの。
そのためには多くのアイデアを考えて
ボツとなったものも多いだろう。
しかし「どうすればファンが喜んでくれるか?」
「より多くの人に興味を持ってもらうにはどうアプローチすれば良いか?」
常にお二人とスタッフが考えていることは間違いないと思う。
2024年に最高のサプライズを届けてくれた
お二人にただただ感謝しかない。
ありがとうございます!!!