「○○のうちに何をすべきですか?」にブレーキをかけたい
最近こういった問いを、修士の先輩や指導教員に質問したくなります。
ただし、この問いは回答者側の立場から遡及をして、「○○をしてよかった」(あるいは「△△をすればよかった」)のようなポジショントークに結びついてしまう傾向にあるのではないかと気付きました。
僕の周りには社会人がちらほらいるので、彼らに「学生のうちにやっていてよかったことは何か」と聞いてみたところ、遊びや恋愛、サークルのような青春絡みの話を答える人もいれば、勉強と答える人もいるし、はたまた個々の趣味を答える人もいました。
しかし、ここで提示された回答は「すべきこと」というより、各々の経験上「これはしてよかったこと」に過ぎません。絶対にこれやっとけば間違いない!が存在しない以上、得られた回答を絶対視しないように心掛けようと思います。(聞いておいてそれは何様だという批判は受け付けていません)
とか言っときながらなんやかんや不安なもので、来年お世話になる教授方に「院生に上がるまでにやるべきことはありますか?」と尋ねたところ、「指定の参考書の理解と卒論かなぁ」と返ってきました。
もちろん、この2つだけでもかなりのリソース量を割かないといけないですが、正直「これだけでいいのか……」と伺った直後は思ってしまいました。個人的にはもっと院に向けて知識や技術を会得したかったため、「やるべきことを」たんまり言ってほしかったのです。
ただし実際、指定の参考書と卒論の両立だけでもかなり苦労しているので適切な量だということが分かりました。でも、もっと準備したいという動機から、この2つの他にも特殊相対性理論の理解や電子工作(文章力向上のためにブログ…まあこれは趣味に入るのかな)を能動的に行っています。
もう誰かから「これをやっとけばいいよー」と言われる歳ではないし、大学院生からは未知の領域を研究する場ですから、過去の経験がひょんなとこで活きるかもしれないと思ったので今はいろんなことに着手しています。未知の発見はいろんな既知が土台に備わってこそですからね。スーパー多岐にわたりたい。
思うに、教授方は僕に自由度を与えるために敢えて少なめに宿題のようなものを与えたのかなーと考えています。マストを与えられずに自由を与えられたからこそ、僕が僕のためになれると思った事柄に重きを置きたいものです。
今までの話とは全く関係ない話をします。3日連続投稿という僕史上最大の継続実績ですが、また明日からは忙しくなりそうなので途切れます。あ、でも日曜日は実は芸術大学系の学祭に行くのでそれが直近の楽しみです。その様子を載せてもいい範囲内で載せようかな。個人ブログですからね。気ままにやります。