マインドセット
行き詰まると、ふと思い出すシーンがある
小学生のとき、水泳オリンピック選手候補の子と出席番号が隣だった
体育の授業でプールに入ると、その子がお手本として泳ぎを披露する時間があり、あっという間に向こう岸まで泳ぐその速さに、さすがオリンピック目指してるだけあって超人的だ、とみんなで感心していた
ある日、出席番号順で5人づつプールに入り、せーの、で向こう岸まで泳ぐ、という練習をした。右隣はオリンピックの子だ。
せーの。5人いっせいに泳ぎ始めた。必死に泳いで少し進んだとき、右隣に人の気配がした。え?まさかオリンピックの子と同じペースで泳いでるってこと??
そう思った瞬間、急に息苦しくなり、私は足をついてしまった。顔を上げると、オリンピックの子はとっくにゴールしていて、私が気配を感じたのは隣の隣の子だった
あのときの息苦しさは"自分は出来るはずがない"という思い込みが、自分の能力を制限するという実体験だった
自分の意識が自分の可能性を制限するなんて、なんと皮肉で、もったいないんだろう
やればできるし、やったら楽しいから、あとはやるだけ