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みなさん、維新の怪を、新しいアイディア集団やと思いこんでますかしら?💫実はカビのはえた古い話を蒸し返してるだけで、大阪に居座っているメディアだましなんです。

歴史のちゃぶ台がえし

胆嚢摘出手術をしたのは
2018年でした
胆嚢なくなっても快調なり

大阪市廃止分割(大阪とこーそー)は橋下徹の斬新なアイディアかと思っていたら、なんのことはない、古いカビのはえた昔の話の蒸し返し、単なる歴史のちゃぶ台返しでした。

明治20年代、全国の市政施行にあたり、東京、京都、大阪の3市長は置かず、各府知事が市長を兼任する特例法が定められました。

選挙権が制限されていた当時、市会はごく一部の富裕層に独占されてしまうから、他の市のように市会の推薦による市長任命を見合わせたのです。大都市は、府知事が市長を兼任する。究極の都構想です。

この特例法は明治31年に廃止されます。


戦後の民主化の大きな柱である、地方自治法には、特別市、という規定が設けられました。

大都市をほぼ完全に独立させる、というものです。アメリカでいえば、ワシントン市のようなものですね。

しかし、府県の側からしたら、大きな税収源を失うわけで、強堅に反対します。ま、当然です。大阪でも、すったもんだ、しました。府のがわから、都構想とほぼおなじ産業都建設が提起されましたが、大阪市が受けるわけがありません。フシアワセ、というギャグはこのときうまれました。

全国的な熟議をへて、昭和56年政令指定都市制度が定められ、それで大きな支障なく今日まで継続しています。

都構想的なアイディアは、明治の地方自治創成期から、戦後の民主化の混乱期に、熟議されて、政令指定都市制度が生み出されたのです。

政令指定都市を廃止して都構想に、というのは歴史をちゃぶ台返しする暴論なのです。

カビのはえたとこーそー、というわけです。

人みな党(たむら)あり、覚(さと)れるものすくなし。


聖徳太子は、政治には必ず対立や意見の相違はある。あってあたりまえ。私は絶対正しいと言える人間なんて、いるわけがない。と語りました。

だから、政治の基礎は、話し合いだと、のべられたのです。

二重行政の弊害なるものが喧伝されています。

しかし、よく考えてみれば、対立が顕在化するのは、政治が健全な証拠なのです。

対立は悪だ、私に従え。ややもすると、人間は付和雷同して一方に傾く。聖徳太子が一番危惧されたことです。

対立をなくす、それは、政治をなくす、というに等しいことです。自他の違いをみとめられない人は、政治にはかかわってはなりません。

写真。中山寺の聖徳太子像。

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