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聖徳太子と幽霊~夏の太子会に
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今日22日は聖徳太子の月命日、太子会です。
写真は、四天王寺に伝わる、聖徳太子の自画像「楊枝御影」です。
明治末の改造で失われてしまった、四天王寺亀井水の影向井に映したお顔を、楊枝、柳の枝を筆にしたもので描かれた自画像であると、つたわります。
何度か紹介していますように、たとえば同様の肖像は、法隆寺では水鏡御影とされ、さらに聖霊院秘仏聖徳太子像の元になるなど、平安時代以降最も知られた聖徳太子像です。
さて、なぜ柳の枝、楊枝なのか。
柳のしなやかな姿は、世界中で霊木とされています。特に、水に感受性があり、水源をさがすダウジングに使われてきました。
亀井水の影向井を水鏡とし描かれた自画像が、楊枝御影と呼ばれたのは、そういうわけです。四天王寺では正月のはだか祭り、どやどや、のさいに、柳の枝にお札を取り付けたお守りを頒布されます。
だから、柳の下に、幽霊が出るのです。
写真は、江戸時代大坂の浮世絵師、竹原春泉斎の「柳の女」
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