聴く力首相は今聖徳太子か
聖徳太子の実名は日本書紀により、厩戸、ということが定説である。
私は、同時代資料といえる、天寿国繍帳銘文から、ミミ、であると推測する。ミミは古代人の名前として一般的である。
ミミを耳として、よく聴くかしこい人と解釈される。古来の聖数八とあわせて八耳太子と尊称されたりする。八人の訴えを同時に聞いて理解した、というのは連想小噺でしょう。
岸田首相が、聴く力を売りにしている。
今聖徳太子、とまでは言わないが、前任者二人があまりにも情報理解力に無雑作だったから、普通の人がよくみえる。
ハ耳太子の場合は、複雑な情報を処理して最善の解を導ける、ということだ。まちがった情報を正す力も必要となる。
俗人には、二つの相克する情報を処理するのもおぼつかないし、まちがいを修整する柔軟さもない。
オミクロンは軽症だ。
オミクロンは感染力が強い。
この二つの情報の整理さえできないのが、普通の人だ。くわえて、ワクチンの効果の変数、濃厚接触とか空気感染とかの判断の曖昧さ。色々な、多元関数の解はだれも説明できない。
現象学という哲学的方法がある。
解明不可能な事態については、
判断停止して
おのれの知識も横に置いといて
現象をただ記録する。
台湾のコロナ担当大臣タン氏は、困難な問題に直面したら、まず10時間熟睡するそうです。
みなさま、おやすみなさい。