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大阪市の北の大ターミナル、梅田を守る二人のお地蔵様。

北向地蔵




参道は食堂街

大阪梅田、阪急の梅田駅の下、紀伊国屋書店の横にいらっしゃる、北向地蔵。

地蔵さまに、いつでもおともしできるよう、ろうそく、線香が置かれている。料金は寸志でお賽銭箱に。

明治時代に発見され、あえて北向に祀られました。普通仏様は南面なさるが、参拝者視線で庶民とともにある、という意味で、北向とされました。

参道?は食堂街。

梅田の仏様では、四天王寺とゆかりが深い、堂島薬師堂があります。以前投稿しましたが、また写真とりなおしにゆきます。

ごて地蔵



こちらは、曽根崎警察裏の路地にひっそりまつられている、ごて地蔵さまです。

疫病封じのお地蔵さま。

ごて、の意味はよくわかりません。

お好み焼きの、こて、からきた。悪疫のはびこる世間を、くるりと裏返してくださる。

いやいや、ながいあいだ梅田の地に埋められていたので、ごてて(文句いうて)はるんや。

梅田は、広大な墓地であったことは、先日、大阪駅北の再開発工事で大量の人骨が出土したことで、再度証明されました。

千日前といい、天王寺阿倍野界隈といい、やはり刑場だったり、墓地だったりします。

都市は、当然、無数の人の死をはらみます。

大阪市は全体が霊場とも言えます。

四天王寺、高津宮、住吉大社、などなど大宗教都市です。

信仰の歴史を感性に深く秘めて、はじめて繁栄が語れます。

#大阪市を守ろう


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