大阪府知事時代の橋下徹の遺産、人工ビーチ?
2009年の、水都大阪イベントのポスター。
橋下徹知事と平松邦夫市長。
ちと、不気味だが、この時は二人の連携は上手くいっていた。
この成功をうけて、橋下徹知事は、単なるアートイベントではだめだ、新しい都市計画の形にのこすものをつくらなければ。と、大阪府知事として造らせた、人工ビーチ。
半世紀前、ここは貯木場でした。
やがて、水辺の散策路として整備されます。ワンドのような入江で、大川の水ですから清流とはいきませんが、貯木場時代から育てられた、生物相の多様な、貴重な自然が残されていました。
その下流側に、大量の川砂を投入したのです。生物相の豊かさなど完全無視です。
さて、水都大阪の見本として、橋下徹が思いつきで造らせた、都心のビーチ。ほとんどの府・市民は知りません。
時々イベントが開催されますが、普段は閑散としています。水質浄化装置も設置されていますが、効果なし。大きく、水泳禁止と表示されている。
猫の巨大トイレ、と私は呼んでいます。
貴重な生物相を砂で埋め、汚い水のビーチ。日陰も風避けもなく、砂を踏んでなんの面白味もない。
小魚が水面に飛びはね、渡り鳥が羽を休めるかつての自然を破壊して、これが水都の見本だと、誰も思わない、単なる砂場。
残念です。
もちろん、水着の女性など、いるわけがないです。
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