テレビ露出で支持が集まる大阪維新の会
オリンピックが延期になるまで、医療体制の拡大対策もせず、検査抑制で日和見を決め込んでいた、東京と大阪の知事が、にわかにCovid19対策でテレビ露出が増えて、支持率が急上昇する、おぞましさ。
大阪維新の会が、ごり押しする、都構想は、大阪は東京と同格になるとか、副首都だとか、妄想をふりまいて、一定の支持を得ています。
東京の都制は、戦時体制の残骸にすぎません。膨大な税収を支配することで、生き残っている、戦時独裁です。
独裁ですから、一見合理的に見えます。
しかし、要は、地方自治の否定、手間のかかる民主主義の放棄です。
東京では、特別区解消が議論されているのに、大阪では特別区が理想だと拝跪されています。
Covid19対策を利用して、独裁が理想化される。まず、立場の弱いパチンコ屋を悪役にして叩くことで喝采される。
スタンドプレーが全部メディアにとりあげられ、支持を集める。
独裁待望論です。
税収の弱い大阪で、東京都制をまねするためには、すべての特別区を、大阪維新が独占する、一党独裁しか、機能しません。維新に批判的な区長が一つでも選ばれたら、制度として機能しません。二重行政解消とは、一党独裁にほかなりません。
災厄の時代に、独裁待望の世論が根付く。
客寄せパンダは、牙をもちます。
メディアも、大阪ローカルな話題としかとりあげません。
現在の、政令指定都市制度が完璧だとはいえません。しかし、自ら政令指定都市を返上するということを、大阪市民は理解していません。
Covid19が残したものが、独裁者待望論だなんて、最悪の時代になりかねない。