国産み神話の海・大阪湾は亀井水の形
大阪湾は特殊な地形です。ほとんど、湖のような閉鎖した水系で、明石海峡で瀬戸内海と、紀淡海峡で太平洋とつながっています。
津波被害を想定するとき、紀淡海峡から侵入してきた水塊が、出口のない大阪湾でどうなるか?長楕円の形態がどう影響するか?
縦横比率、2対1の長楕円
大阪湾の形を古代人が認識していたか、謎であるが、信仰の対象としてふさわしい見事な姿です。
シンボリックな意味として、長楕円は女性をあらわすのかもしれない。
亀井水の亀形水盤を見て、そういう感想を述べられる方もいる。
豊臣時代末から江戸時代初期の文献に、今は失われた影向井を父として、亀形水盤を母と説明するものがある。
大阪湾も女神のシンボルであろう。国産み神話の源境である。
イザナミそのもの。あるいは、黄泉。
イザナギは、淡路島の西岸に、大阪湾からすこし離れて鎮座する。
大阪湾の北端が、西宮、ヒルコがえべっさんとして坐す。南端が友ヶ島、淡島、常世神スクナヒコナが坐す。
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