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(過去記事)2018.11.23 国際航空宇宙展2018、出展

当社は一般のお客様向けには表(家具屋)の顔しか見せていないが、実は裏の顔がある。宇都宮に拠点を置くSUBARU航空カンパニーの下請け企業として、設立以来50年にわたり航空機関連部品の一部を製造・加工しているのだ。

裏を返せば、SUBARU関連企業の皆さんにとっては家具屋、ましてワインを売っていることを知らない方が多く、航空機部品が表で、家具・ワインが裏なわけだが。

一昔前は、様々な事情からあまりこの両刀使いをオープンにしていなかったようだが、これからの我々の時代は総合力の時代で、双方のリソースをうまく効率していくことが業務効率化・競争力強化・採用力強化の大きなカギになると見ている。

よって当方の時代は、外向けには積極的に両事業をアピールし、内向けには部門をまたいでお互いに貢献し合う文化を育成しなければならない。

航空機と家具。一見無関係のように見えて、個人的にある程度の勝算がある。かのBoeing社だって当初は木材関連の事業からはじまり、家具製作や造船などをしていたらしい。当社の航空機部門はまさに職人技の集大成で、あのmm単位の技術をもってすれば精度の高い高品質の家具を製造することは造作もないだろう。若手も育ってきているし、未来は明るい。あとは経営者の腕次第かな!

まあ何はともあれ、現時点で自社での家具製造は行っていないものの、mm単位で素材や品質を見極める力は持っているし、家具販売だけでも50年の歴史と経験があるので、家具購入をご検討されている方はSNSなど活用していつでもお気軽にご相談ください。

さて、前置きが長くなったが、表題の通り、11/28~11/30の間、東京ビッグサイトで行われる「国際航空宇宙展2018東京(JA2018)」に当社も出展する運びとなった。背景として、既述の通りSUBARU航空宇宙カンパニーや陸上自衛隊駐屯地がある栃木県は旧中島飛行機時代から航空機製造が盛んで、航空機関連の中小企業が点在しているため、栃木県の中小企業が一丸となって世界にアピールしていこうという流れ。

当社はここ数年経営が安定していることから新規事業受注の優先度が高い方ではなかったので出展を見送ってきたようだが、当方の考えではいかに現状経営が安定していても常に世界のトレンドには触れておくべきだし、そのトレンドは自分たちで動かなければ感じとることはできないものだと考えている。

そんな余裕ないでしょう、という人もいるけど、リソースのことは後から考えればよくて、まずは最先端の交渉の場に立って世界を経験しておかないと、今後チャンスさえ訪れないと思うんだよね。いつか業績が厳しくなってから動いても時すでに遅しというやつで、一旦悪循環に入ると抜け出すのに更に大きなリソースを食う。

ちなみに今回の当社の出展ネタは「ハニカムコア加工」という技術で、細かいハニカム状の目が連なるハニカムコアという軽量で耐性のある素材を切ったり曲げたりつなげたり、という特殊技術。簡単なようで、柔らかい素材を正確にハンドリングするというのはなかなか難しい。

なお、飛行機の外観を見てもハニカムコアは見えないことでお分かりの通り、ハニカムコアは軽量化を目的にプリプレグ(カーボンやガラスの繊維に樹脂を含浸させたもの)などの複合材にサンドイッチされた見えない部分に使われ、それらと一体となって初めて製品となる。今回は、当社の次工程でハニカムコアを挟む外側を作っている「ACM栃木」さんと「テツカクリエート」さんと栃木を代表する複合材3社連合出展という形をとり、3社で組めば一貫生産で製品作れるぜ、という謳い文句で訴求している。

ということで、11/28~11/30の3日間、基本的に当方はずっとブースにいますので、飛行機に興味のある方もない方も、もし機会があればぜひお立ち寄りください。お待ちしております!

出展に伴い、会社紹介パンフレットを作り直したのでお披露目!
和版・英版でトンマナを変えてみた!

和文版

航空パンフ表(和)

英文版

航空パンフ表(英)


デザインと技術の力で、もっともっと「笑顔にあふれる」「働きたくなる」会社に成長していきたいぞ!

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