2020.5.21 家飲みワインの選び方
はじめに
まだまだつづく自粛。家にいる時間が増えすぎて、普段しないことをし始める方も多いだろう。ここ最近オンラインショップでワインの需要が増えているのも自然な流れ。当方のところにも、「家飲み用のワイン買いたいんだけどどれ買ったらいい?」みたいな相談も増えたので、ここに家飲み用ワインの選び方をメモしておこう。
ワイン選びに完璧を求めすぎない
今でこそ知ったような口を利いてるわたしだが、最初は本当にどんなワインを買えばいいのか全然わからなかった。話せば長くなるので、おおよその流れは
①どこかで聞いたことのある有名なワイン
↓
②レストランで飲んで美味しかったワイン
↓
③ワインショップのワインセット
↓
④ブドウ品種で狙い撃ち
↓
⑤品種×地方で狙い撃ち
-------------ここまでシロート時代
↓
⑥ワインエキスパートの勉強をしてやっと意味がわかった
こんな推移(その期間約10年)をたどって、ようやくある程度、こんな時はこれかなとあたりをつけられるようになってきた。でも、経験を積めば積むほど気づいてくるのは、結局「正解はない」ということ。
ワインは世界中に何十万という種類、何万という品種があり、育てる気候や土地、ブドウを育てる人や造る人の人柄、更に毎年ブドウの出来は変わるのだ。お気に入りワインが見つかったからと言って、そのワインが毎年同じように仕上がるとは限らない。
すなわち、あまりワイン選びに完璧を求めすぎない方がいい!というのがわたしの考え。失敗しただの騙されただの後悔する暇があれば、安くてもいいから次のワインを選ぶ経験値を積んだ方がよっぽど人生豊かになる。
食事とワインのレベルを合わせる
いきなり結論を言おう。「レベルを合わせる」。もう少し細かく言おう。その日、家で食べる料理やつまみと、ワインのレベルを合わせる、という意味だ。
普通、家では、だしや塩、しょうゆ、ブイヨンなど、家にある調味料をベースとした味付け、すなわち和食っぽい料理が多いはずだ。この場合、月並みだが「日本ワイン」の相性が良い。日本ワインは、日本独特の四季により、穏やかに優しく育てられた優しいブドウから作られるため、優しい味わいのワインが多いのだ。
食事とワインのレベルを合わせるのに、一番簡単なのは地方を合わせること。ソムリエ試験でも世界各地の料理の問題が出てくるぐらいだから、食事とワインは切っても切れない関係。
最近日本ワインも品質的にもマーケット的にもかなり成長している。日本ワインって、かつて一世風靡した「赤玉パンチ」だべ?とまだ思ってるお客様もいるが、ちゃんと辛口もある。一度お試しあれ。
↑レンコン挟み焼き(作:嫁)に白(栃木県足利市)
↑豚こまカツ(作:嫁)に赤(栃木県足利市)
↑寿司(作:すし職人)に白(栃木県足利市)
↑テケン照り焼き(作:嫁)に泡(栃木県足利市)
どんだけでも応用できる
既述のとおり、家飲みワイン選び方の肝は、料理とワインのレベルを合わせること。基本編は和食をベースに書いたが、日本人だからって毎日和食ばかり食べてるわけではないよな。
まして最近はテイクアウトやお取り寄せも定着しそうな流れ。家でパスタやピザを食べたり、中華を食べたり、焼肉やステーキを食する機会も増えよう。
ただ、難しく考える必要はない。イタリア料理ならイタリアワイン。アメリカ料理ならアメリカワインを合わせれば良い。中華の場合は、中国ワイン(あるにはあるが)ってわけにもいかないので、ここだけはテクニカルに「中華にはロゼ」と覚えておいてほしい。
↑ピザ(作:ピザ職人)に泡(イタリア)
↑アメリカっぽいボリューミー料理(作:嫁)に赤(カリフォルニア)
↑中華(作:町中華の達人)にロゼ
まとめ
というわけで、「家飲みワインの選び方」、お楽しみいただけましたでしょうか。まあ自分のお気に入りワインがある方は、こんなの気にせず好きなワインを好きなだけ楽しんじゃえばいいわけで。
どれを選んでよいのか迷う。。。という方はぜひ
●「食事とワインのレベルを合わせる」
●「困ったら食べたい料理の国とワインの国を合わせる」
●「中華にはロゼ」
以上3点を憶えておきましょう。皆さんが素敵なワインライフを過ごせますよう、ここ栃木の地から祈ってます!
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