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長時間座っていると死亡率があがる?

デスクワークが多い業種や日中も座った姿勢をとることが多いと身体へ様々な変化をもたらします。
下記にある図を見てみましょう。

長時間座位で身体各部位に起こる変化 

長時間座っていることで引き起こされる症状のメカニズムや関連疾患の有無などが研究で示されてきました。この図に記載しているもの以外にも様々なリスクを引き起こすことが発表されています。
長時間座位をとることが多いデスクワーカーは約70-85%は終日座位姿勢になりがちであり、消費エネルギーは1.5METs未満となり、身体活動量が減り身体へ悪影響を引き起こしやすくなるといわれています。
※ METsとは?
日常生活上での行う生活動作や運動の身体活動の強度を表し、安静座位時を1としその何倍のエネルギーを消費するかという活動強度の指標です。

 最近の研究では、心大血管系の死亡率、2型糖尿病の発生率、がんの発生率や死亡率も高くなるともいわれています。また60-90分の連続座位姿勢で死亡率は30分に一度、立位などの活動がある人よりも2.6倍の死亡率になるとも報告されています。

また、「長時間座位での勤務は病欠と関連している 」ともいわれており、座りがちな行動への介入を促進することで疾病リスクを下げ、作業の生産性を向上させることが可能 となります。

通勤時間や休憩時間も座っていることが多いか?と考えてみてください。
座位時間蓄積になるとさらに身体病変リスクを高める可能性もあるため、積極的に立ち時間を増やす活動から行ってみましょう!

図であるように下肢の血管柔軟性が低下し抵抗性が増すため、脚を中心としたカラダの上下動の動きを伴った活動をおススメします!
例えば・・・
❶時間ないなら…バンザイスクワット!
座った姿勢から「バンザイッ!」と両腕を振り上げながらスクワット!
お尻はきちんと毎回椅子に着け、立ち、着けの繰り返しを早く30回or 30秒!
⇒・凝り固まった肩、背中、下半身を効率よく動かすことでほぐし可能
 ・早く上下動をすることで下半身の筋のポンプ作用を促痛させる
 ・少し息が切れる程度行うと酸素の取り込みをしようと血液内の
  酸素運搬高まる  

❷少し時間あるなら…ラジオ体操!
(第一であれば3分、第二であれば2分半程度)
ラジオ体操は全身運動を効率良く出来る運動です。リフレッシュさせるには良い運動です!

疲れ、カラダが痛くてマッサージに行きたくなることもあると思います。一時的にカラダは、ほぐれて楽になりますが、筋肉を使わせることが最善策であり、自身のカラダのメンテナンス料の削減も可能です。

「セルフメンテナンス」をしてみてはいかがでしょうか?
私たちはセルフメンテナンスを皆さんが少しでも出来るように要望に合わせ、カラダを運動機能から評価し、身体のメカニズムも考慮した上で指導しています。カラダメンテナンスについてご自身の最善策を一緒に探してみませんか?

気になる方はお問い合わせください。

参考・引用文献
・Baskaran Chandrasekaran,Does breaking up prolonged sitting
improve cognitive functions in sedentary
adults? A mapping review and hypothesis
formulation on the potential physiological
mechanisms,Chandrasekaran et al. BMC Musculoskeletal Disorders (2021)
・Isak Engberg,Fatigue in the general populationassociations
to age, sex, socioeconomic
status, physical activity, sitting time and
self-rated health: the northern Sweden
MONICA study 2014,Engberg et al. BMC Public Health (2017