亀田京橋スポーツ医科学センター公式note

東京京橋にあるメディカルフィットネスジム・亀田京橋スポーツ医科学センターです。 JR東…

亀田京橋スポーツ医科学センター公式note

東京京橋にあるメディカルフィットネスジム・亀田京橋スポーツ医科学センターです。 JR東京駅徒歩6分・東京メトロ京橋駅3番出口直結

最近の記事

食後、立っていると血糖値が下がる?

「糖質」「糖分」「血糖値」などといった言葉を見聞きすることが、多いですよね… イメージとしてはあまり良くない印象を持っている方は多いと思います。この「糖」というのは身体にはなくてはならない存在でもあり、増えすぎても良くない存在。つまり、上手く共存しなくてはならないのです。 人間の身体の中で唯一、血糖を下げてくれるのは膵臓から出るインスリンという物質であり、インスリン作用により身体の組織で、代謝調節能を発揮し血糖を含む代謝全体が正常に保たれます。しかし、これが不足するとインス

    • トレーニングの速度とトレーニングの効果について

      この記事では2023年に公開された高齢者に対する高速度のトレーニングが古くから行われている筋力トレーニングと比べて効果的かどうか、系統的レビューとメタ解析と呼ばれる複数の論文の結果を統合して結論を導く手法を用いて調べられた結果を紹介します。 一般の方向けに少々端折った結論を先にお伝えします。 高速度のトレーニングは筋力やバランス改善に有効であり、古くから行われているトレーニングは持久力改善に有効でした。 具体的に高速度の筋力トレーニングが最も有効だったのは以下の項目でした

      • ほぐすと

        当施設で行っている企業向けイベントについて少し紹介したいと思います!! 昨年に引き続き、今年も「夏のラジオ体操&ワンポイントエクササイズ」を開始しました。 週2回、朝8:30から就業者限定のイベントになりますが、毎回約50名程の方々にご参加いただき始業前の「からだセルフメンテナンス」を行っています。 当施設では、「ほぐすと」と題し、誰でも気軽に実践できる柔軟性改善、筋力強化の運動を広める活動をしています。 ワンポイントアドバイスで紹介をした運動を紹介していきます!! オ

        • 肥満者と非肥満者での一日の活動パターンとエネルギー消費の違い

          皆さん、自身の一日の活動パターンについて考えた事、ありますか? ・一日の大半は座って過ごしている… ・通勤で歩く程度。でもその歩きも30分未満… ・家事仕事も最近、サボり気味… ・在宅ワークになってから外に出る機会が減った… ・平日は仕事が忙しいため、週末に子供と外で遊んだり、ペットと散歩に意識的に時間をとって行っている ・意識的に立って作業をすることを心掛けてる    一人一人、状況や環境によって活動パターンに差があると思います。 最近では、スマートウォッチなどで一日の

        食後、立っていると血糖値が下がる?

          エネルギー消費、代謝は上がる?

          普通に生活をしていて呼吸をするだけでもエネルギー消費(代謝)はされています。しかし、エネルギー消費量が摂取したカロリーよりも少ない場合、蓄積され、肥満となっていきます。反対に太れない方はエネルギー消費が多く、代謝が良いというとそうではありません。適切な栄養素・量が足りているのか、消化吸収の問題があるのかなど問題は様々です。 人は体型が気になるとまず、食事回数を増減したり、栄養バランスが偏ったメニューにするなどといった食事から入ります。 食事の見直しから入ることはとても良いで

          エネルギー消費、代謝は上がる?

          長時間座っていると死亡率があがる?

          デスクワークが多い業種や日中も座った姿勢をとることが多いと身体へ様々な変化をもたらします。 下記にある図を見てみましょう。 長時間座っていることで引き起こされる症状のメカニズムや関連疾患の有無などが研究で示されてきました。この図に記載しているもの以外にも様々なリスクを引き起こすことが発表されています。 長時間座位をとることが多いデスクワーカーは約70-85%は終日座位姿勢になりがちであり、消費エネルギーは1.5METs未満となり、身体活動量が減り身体へ悪影響を引き起こしやす

          長時間座っていると死亡率があがる?

          「呼吸」こそお腹のトレーニング

          人間をはじめこの世のすべての動植物が絶えず行う「動作」とは? 答えは「呼吸」です。 生物はこの世に誕生してから命尽きるまで絶えず「呼吸」を行っています。この動作をやめる、止めるとどうでしょうか? 呼吸はとても大切な生きるための手段であり、成人で1分間あたり12~20回の呼吸、一日に換算すると2万8千回以上の動作を行っています。この運動を担うのはいわゆる「呼吸筋」と呼ばれる筋肉であり、呼吸をすることで肺に空気を入れたり、出したりと筋力トレーニングを知らぬ間にしているのです。

          姿勢は健康のバロメーター

          普段の座っている姿勢や立っている姿勢、食事のときの姿勢など、考えた事はありますか? 姿勢といっても人それぞれ異なり、姿勢というのは普段のカラダの使い方の癖を表しているものです。  長時間のデスクワークは労働時間の平均75%を費やしているといわれており、頸部の疼痛、肩こり、腰痛の順に筋骨格系疾患の症状を呈することが多くなります。またこのデスクワークや手元の作業をしている時間を意識的に減少させることによりカラダにとってはメリットは沢山あります。  普段、何気なく座っている

          最近、歩いていますか?

          「人のからだ」は生まれてから今日に至るまで常に体内も体外(骨・筋・関節機能)も変化を繰り返し、知らぬ間に「機能の老化」がみられていきます。とある研究では「機能の老化スピードが速い人は、体内機能や見た目の衰えが早く、歩く速度が遅くなりバランス能力も悪くなる」と関係性を示しています。  からだを動かすためには体内の脳や神経、内臓の機能と骨・筋・関節機能といった「運動器」と呼ばれる体外機能により、歯車を定常運転させています。もしこの歯車の故障が起きることにより、痛みで歩く(動く)