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コロナウイルス後のクリーニング業界の未来は?

2019年末から発生したコロナウィルスは、
またたく間に、全世界に蔓延しました。

そして、
一部の業種をのぞいて、
多くの業界を業績不振に落とし入れました。

クリーニング業界もその例外ではありません。

世の中は、時代が進むにつれて変化していきますが、
私は、コロナウイルスが何年か後の社会の姿を急激に現したのではないかと考えます。
未来が一気にきてしまった感じです。

それゆえに、
混乱が起こり、
その混乱の真っ只中にあるのが現在であり、
今もその混乱は進行中です。


私たちの業界であるクリーニング業界は、
アパレル業界の動きに大きく影響を受けます。

名門のレナウンや、
アメリカで創業された世界最古のブランドであるブルックブラザーズの
経営破綻にみられるように、
いまやアパレル業界の多くが赤字経営となっています。

そんな中、
売上をつくるチャネルを増やすとして、
オンワード樫山はZOZOと提携し、
「脱リアル店舗経営」に舵を切りました。
通販サイトでの衣類の販売を始めたのです。

成功するかどうかは別として、変化してきています。

生活様式が変わり、
テレワークが進む現在では、
衣類が売れたとしても、
スーツを着る機会は、少なくなっていく可能性が高いと思います。

極論かもしれませんが、
デパートから紳士服、婦人服売り場が消失することを想像してみてもよいかもしれません。

テレワークの進行が、
カジュアルウェアの売り場をますます増大させるかもしれません。

もしそうなると、
私たちクリーニング業界がこれまで主に扱ってきた衣類が減少し、
売上をつくりづらくなる可能性があります。


また、今後は、
少子高齢化もますます進みます。

洋服を着る人が少なくなることも、クリーニングの売上減少につながります。



リーマンショック後の社会は大きく変貌しました。

その一つが派遣社員の増加です。

派遣社員の年間所得は一般的な社員より遥かに劣ります。

可処分所得の減少です。

可処分所得の減少は、
良質なカジュアルウェアの出現とともに、
衣料品のカジュアル化につながってきました。

その作り手の代表格が
ユニクロさんやワークマンさんだと思います。

クリーニング業界のお店の多くが、
コロナウイルスの出現によって、
売上高を大きく減少させました。

私のお店も、その例外ではありません。

コロナウイルス終息後の世界は、予測不可能なのは確かです。

そして、
たとえ終息したとしても、
コロナウイルス出現前の売上高に戻る可能性はかなり低いと思います。

そんな中で、
今なすべきことは、
コロナウイルス終息後のクリーニング業のあり方を探ることだと思います。

そして、
それに備えることだと考えます。


ここまで、
クリーニング業界は、
絶望的だと思えるようなことを書いてきました。


私は
あえて言わせていただくなら、

クリーニング業界の未来は希望に満ちた世界が拡がっていると思います。


小学生の頃、学校で衣食住という言葉を習いました。

衣類は、元もと生存に必要な物でした。

人々が豊かになるに連れて、衣は憧れのような特別な商品に変わっていきました。

言い換えれば、
生活に必要な物から、
生活を豊かにする商品に変わってきたのです。

この流れは、例えカジュアル化がどんなに進んでも変わらないと推測します。

ここに、
クリーニング業界を明るい未来に導くヒントがあると確信しています。

今後、
この様な視点から
投稿していきたいと考えています。

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