亀田晋一(クリーニング店のおっちゃん)

亀田晋一(クリーニング店のおっちゃん)

最近の記事

新しいお客様(新規客)が、なぜ増えるいるのか?

前回のnoteで書いたように、 令和2年の新規来客数は335名でした。 なぜ、新規客が増えているのか? それは、お客様の来店経路を調べることによって可能になります。 その答えは、お客様の側にあるのですから、 お客様に直接お聞きすればわかります。 そこである時期、私のお店では写真にあるような 「アンケートのお願い」を行いました。 アンケートに応じて頂いたお客様には 次回使える100円のクリーニング無料券をお渡ししました。 次回の来店に繋げるためにです。 結果は ①

    • 利益向上に向けての諸施策その2

      前回、勝間和代さんの 勝間式 「万能利益の方程式」を紹介させて頂きました。 利益=(顧客当たり単価−顧客当たり獲得コスト−顧客当たり原価)✕顧客数 です。 顧客あたり単価(以下、顧客単価と表記する)、 顧客当たり獲得コスト(以下、顧客獲得コストと表記する)、 顧客当たり原価(以下、顧客原価と表記する)、 に注目してみていきましょう。 この方程式の良いところは、 利益を産み出す要素を4つの変数に分解したことです。 つまり、 ① 顧客単価 ② 顧客獲得コスト ③ 顧客原

      • 利益向上に向けての諸施策その1

        令和3年を迎え、はや3月になりました。 令和3年も緊急事態宣言が出されるなど、 クリーニング業界のみならず、 他業界にとっても厳しい年になりそうです。 明けない夜はないと言われます。 コロナ禍、コロナ収束後にむけて、 今何をするのがベストなのか? ちょと考えてみました。 やはり、営業活動を継続していくためには、 売上を創りあげ、利益を生み出して行くことが必要になります。 売上は、 売上=客数✕一客平均単価 で求められます。 クリーニング師は、3年に一度法定研修を受講す

        • フィルターバブルから考える検索されやすいお店にする方法

          前回は、インターネットで検索されるように、 お店を経営している人はホームページを作成する必要がある ということをお伝えしました。 最近、とあるきっかけで、 フィルターバブルという言葉を知りました。 グーグルで調べてみると、 フィルターバブルとは、 インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムが、 「各ユーザーが見たくないような情報を遮断する機能」(フィルター)のせいで、 まるで「泡」(バブル)の中に包まれたように、自分が見たい情報しか見えなくなること と書かれていまし

          タウンページでの検索から、インターネットでの検索へ

          みなさんは、知りたいお店の情報をどのように取られていますか? 若い人たちならスマホ検索で情報を収集していると答えられると思います。 もう50年以上前の話になりますが、 私が若かった頃は、 お店の情報は写真にあるタウンページから収集していました。 若い人たちにはあまり馴染みがないと思いますが、 タウンページとはNTTが発行する職業別(業種別)電話帳です。 タウンページは、現在の物とは比べられないほど分厚いものでした。 時の流れで、広告を出す人が少なくなって薄くなったので

          タウンページでの検索から、インターネットでの検索へ

          どうして家庭洗濯できる衣類をクリーニング店に依頼するのか?

          節約志向が高まり、 家庭で洗える衣類を消費者が求めるようになる中、 アパレルメーカーは家庭洗濯可能な商品を大量に市場に投入してきています。 家庭洗濯可能な衣類が増えることは、 クリーニング業界にとっては、売り上げをつくり上げるうえでマイナス要因になります。 クリーニングに出さなくても、家庭で洗えてしまうためです。 しかし、そのような状況の中でも、私はクリーニング業界の未来は明るいと前回書き述べました。 それでは、 どうしてそのようなことが言えるのか? 今回は、それに対す

          どうして家庭洗濯できる衣類をクリーニング店に依頼するのか?

          衣類のカジュアル化と家庭洗濯のしやすさはクリーニング業界に何をもたらすのか?

          前回、衣類は生活に必要な物から、 生活を豊かなものにする商品に変わってきたのではないかと書きました。 それと同時に、衣類のカジュアル化もどんどん進んでいくということもお伝えしました。 これらの変化は、 一般の人々の衣類のお手入れ行動にどのように影響を与えるでしょうか? この問いを探り、探究することが、 これからのクリーニング業界のあり方を考えるヒントを与えてくれるのではないかと思います。 可処分所得の減少にともなって、 一般の人々のクリーニング代の節約志向が強まり、

          衣類のカジュアル化と家庭洗濯のしやすさはクリーニング業界に何をもたらすのか?

          コロナウイルス後のクリーニング業界の未来は?

          2019年末から発生したコロナウィルスは、 またたく間に、全世界に蔓延しました。 そして、 一部の業種をのぞいて、 多くの業界を業績不振に落とし入れました。 クリーニング業界もその例外ではありません。 世の中は、時代が進むにつれて変化していきますが、 私は、コロナウイルスが何年か後の社会の姿を急激に現したのではないかと考えます。 未来が一気にきてしまった感じです。 それゆえに、 混乱が起こり、 その混乱の真っ只中にあるのが現在であり、 今もその混乱は進行中です。 私

          コロナウイルス後のクリーニング業界の未来は?

          クリーニング業界の明日に向けて

          私はクリーニング業界に足を踏み入れて45年以上になります。 この間、色んな人たちに出逢い、 様々な助言や応援を受けてきました。 振り返ると、 今があるのはその人達のおかげだと思います。 私は、8月の誕生日を愛でたく迎えれば、71歳になります。 自分の年齢を考えると、 クリーニング業界にいる時間も限られます。 そんな中、 2020年6月より、 京都府クリーニング生活衛生同業組合の東山支部の支部長になり、 同時に府下の16支部の支部長を取りまとめる支部長会の会長を務める

          クリーニング業界の明日に向けて