UXデザイナーを増やしたい!実務経験を積んで欲しいので、プロダクトを開放します
dip Roboticsの亀田です。
先日、「ディレクターアカデミー」という、ディレクター、UXデザイナーを目指す型が無料で学べる、新しいオンライン教育サービスをリリースしました。その背景と立ち上げた想いをまとめておきたいと思います。
dip Roboticsとは?
始めての方は、なぜdipが?という風に思う方もいると思いますので、簡単にご説明します。
僕らの組織は、社内DXを中心にサービス開発をしています。特にUXデザインに力を入れていて、如何に課題を特定出来るかどうかが、サービス作りで1番大事だと考えているチームです。
ディレクターアカデミーとは?
そんな僕らが新しいオンラインサービスをTrunk社と共に開始しました。
経験不問、ディレクター・UXデザイナーを目指す方が、無料で必要な基礎スキルをいつでも学べるサービスです。
始めはオンライン講習でディレクターとUXデザインの基礎を学んで下さい。その後、課題が出されるので、一定水準に達するとdipの職場で実際に実務経験を積むチケットが貰えます。
学べるカリキュラムは以下のラインナップです。
実際に仕事やインターンでWebディレクションを任された際に、実務で活かせる方法を中心にまとめています。
自分で調べることも出来ますが、dipで活用しているエッセンスも交えているので、より実務で使いやすい事が特徴です。
UXデザイナーは実務を学ぶ場が少ない
毎月UXデザイナー、ディレクターを目指す学生、社会人の皆さんとお会いしていますが、素質はありそうだけど、少しスキルが足りない…
そんな方に多くお会いします。私達も経験がないと即採用という事ができないのが悩ましいと感じていました。
そこで、インターンしたくても、「経験がないと採用されない。」「お金を払って学ぶには敷居が高い。」「職務チェンジしたいが現職では機会が与えられない」そんな課題を解決するために、オンラインスクール+実務インターンの場所を開放することに決めました
インターン時には、実際に私達と一緒に仕事を進めていくので、最戦前で活用しているフレームワークや教科書に乗っていない、課題整理のコツなど、ノウハウも伝授できると考えてます。
ディレクターやUXデザインは、教科書でフレームワークを勉強して活用出来ても意味がありません。課題を見つけて、プロダクトに反映して、ユーザーに届ける必要が出てきます。
そのためには、オンラインの講座だけでは不十分で、実務インターンとセットで提供するからこそ、受講者のスキルとして身につけられると考えています。
UXデザインは全ての職業で活用できる
ディレクションやUXデザインにこだわる理由も整理しておきたいと思います。UXはディレクターやデザイナーに関わる人が活用すると考えている人が多いと思います。しかし、UXデザインは全ての職業で活用することで作業効率が大きく向上するはずです。
それはデザインという言葉の根源を理解することで繋がっていきます。
「UX」はご存知の通り、心地よい体験の設計を表しています。接客業から営業まで、人と接するサービスは全てUXが大事ですね。
もう一方の「デザイン」は見た目の事を指していると思う方も多いでしょう。しかし、語源を調べると、実は課題解決する事をデザインと呼ぶそうです。目に見えるデザイン以外には、下記のような上流までデザインの範囲は広がります。
この事を整理すると、課題解決を適切な方法で行うことがデザインです。見た目を美しく、わかりやすくすることもデザインですし、人々の困り事を可視化して、整理することもデザインです。
課題解決となると、身近になります。全ての職業、仕事の中で必然とこなしていることでしょう。UXデザインを学ぶ事で、より課題を特定して、効率の良い解決方法が見つけられるようになっていきます。
そのため、この先の理想にはなりますが、営業や接客、デザインと関わりのない職業の皆様にもUXデザインを学んで頂き、人と人が心地よい生活を行えるような社会にできればと考えて、今回のアカデミーを企画しています。
直ぐに使えるUXナレッジを開放していく
ディレクターアカデミーのオンライン講座には基礎的なことしか載せられておりません。
私達は、毎週のように現場でインタビューして、仮説検証を行っています。全てがうまくいくわけではなく、多くの失敗を乗り越えて、うまくいったナレッジが社内に数多く残っています。
実際に作業を行ったFigjamを開放したりして、実際にどうやって情報整理を行っているのか、インタビュー設問を上手に設計する方法など、すぐに活用できるノウハウをnoteで提供予定です。ご期待下さい。
ディレクターアカデミーは理解しているので、すぐにdipの事を知りたい方はこちらからどうぞ。