【HRの話のネタ】 「どうして〇〇を勉強しないといけないの?」への答え
教師をしていると「なんで理科を勉強しないといけないの?」、「理科なんて人生で使わないでしょ」と言われることがあります。
授業の中でその必要性を感じてもらえなかったことを反省しつつ、今日は僕なりにこれがその質問への答えなんじゃないかという話を紹介します。
それはAppleの創業者スティーブ・ジョブズ氏が、スタンフォード大学の卒業式で行った「Connecting The Dots(点と点をつなぐ)」というスピーチです。
スピーチの内容
スピーチの内容はこちらのブログにまとめられているのでぜひ見てください。
スティーブ・ジョブズ氏はリード大学のカリグラフィ(書体)の授業がMacのフォントに大きな影響を与えていることをスピーチの中で紹介しています。
これは目的から逆算して何かを勉強するのではなくて、自分の興味があること(Dots)を学んでいけば、それらがつながって新しい何かが創造されるということなんだと思います。
目的のためだけに勉強をするのはつまらない
将来、この職業に就くことを決めているから〇〇の勉強は意味がないという生徒は多いです。
でも、「将来役に立つから勉強する」は「しないといけないから勉強する」になりやすいです。そして、そんな勉強は正直つまらないです。
「つまらない勉強」だから「やっても伸びない」、「やっても伸びない」から「つまらない勉強」になるという負の連鎖が始まると本当に勉強に意味がなくなります。
仕事に必要な知識はその仕事に就けば大抵学べる
多分これはほとんどの大人が思っていることなんじゃないでしょうか?
だからこそ学生のときぐらい、学ぶことに意味を求めるのではなく、興味があることを学び、学びの中に興味を見つけることを大切にしましょう。
心配しなくても仕事が始まれば、学校で学んだことより職場の先輩から学ぶことの方が役に立ちますし、必要最低限のことはすぐに学べます。ただし、自分の個性や強みはそれまでに打ってきたDotsが大切になるんだと思います。
最後に
生徒に言うだけではなく、自分自身もいちいちやることに意味を求めるのではなく、そこに楽しさを見出せる大人にならないとなと思うこの頃です。
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