社会科(中学生)は絶対点数を上げられる
小中高生の勉強を見ています。
見ている教科の多い順で言うと、
小学生→算数、国語(時々英語)
中学生→数学、英語(時々他の教科)
高校生→英語、古典、数学
私自身は、すべての教科の中で地理が好き。
でも、地理(社会)を教えて下さいという依頼はありませんでした。
雇われている立場だと、最初の面談で決めた、親御さんの希望の教科だけを教えます。
タイトルで、絶対などと使って、大丈夫なのかと思いますが、経験から言ってそうなので、そこは言い切ります。
ただし、元々80点以上取っている子の話ではありません。
40~50点位の子が80~90点位になる話です。
社会の成績がとっても悪いのに、親御さんは
「社会は覚えるだけでしょ。自分でやらせます。ねっ」
と、隣にいるお子さんに言い聞かせています。
私も最初は、その言葉に従っていました。
でも、ここ数年、数学の学習障害の子に出会ったりで、その子が数学に時間を割くより、社会に時間を割く方が、5教科合計点が上がると思い、一部、社会の時間を取らせてもらいました。
家庭の事情が垣間見え、追加授業を提案しないケースもあります。
そこで社会の話をすると、数学や英語の時間が減るので、皆さんためらいます。でも絶対その子のためになると説得しました。
ただ、即効性はありません。なので、私の言うこともちょっと眉つばか?と思われる時期もあります。でも、取り組んですぐのテストではなく、その次の定期テスト位で成果が出ます。
今まで40~50位の子が、まず5~10点上がって、次に15~20点上がる感じです。
自信のなかった子も、「よっしゃー」とガッツポーズです。
私もすごいうれしいよ!
どんなことをやるのか・・・
それは、
本人の見つめる中、教科書またはプリントを、かなりの速度で読む
というものです。
読むと書きましたが、実際には大阪弁で、ちょっと面白チックに言います。
歴史の場合は、
〇自分がその時農民だったら?
〇自分がその時お坊さんだったら?
〇自分がその時将軍だったら?
と、しっかり想像してイメージしてもらいます。
地理の場合は、
〇その場所の地形や風景を見て
〇特産品の食べ物などを見て
自分がその場に行ったら、どんな感じになるかイメージしてもらいます。
食べ物の話は結構盛り上がりますね。
歴史は必ず→資料集(年表)
地理は必ず→地図
を見ながらやるのもポイントです。
ひとしきり話したら、とにかく矢継ぎ早に質問攻めにして、答えが遅い場合はアウトにします。
一冊薄めの問題集をやってもらいます。
何でも良いと思いますが、私が使っているのはコレ
↓↓
分厚い必要は全くありません。薄いもので全問正解を目指します。
最初のうちは、一緒にやります。とにかくスピード命です。
「やっといてね~」ではやってない場合が多い^^;
「遅いっ!」「遅いよ~」「OK、でももっと早く言えたはずっ!」
鬼コーチかっ?て位でやります。
「こんなに急いでやるの?」と思わせないと、いくらでもダラダラやり、成果は上がりません。
自習時間の息抜きは、いつもYouTubeの一問一答でした。
最初早くてついていけないのですが、いつの間にか早くしても答えられるくらいに成長しました。速さが重要。
文字だけで暗記するのは限界があります。
常にイメージしながら取り組むこと。
80点以上取れたら、もうそれ以降は自分でやれますので、私は試験の直前にちょっとチェックするくらいです。
皆さんの周囲の、社会嫌いな子の成績が上がりますように!