なんのために働くのか
今週の週報。こんなポストをしました。
今週は新卒配属に向けて色々と考えていたところでしたが、自分自身も(社会に出て10年以上たっているけど)考えたいとなと思ったんです。
新入社員、社会に出てすぐの方だけでなく長年の社会経験がある人も持っておきたい問いです。
働く理由に正解はない という大前提のもと、
今日は、「私はというと・・・」ということで自己紹介も含めて残しておきたいと思います。
(今は事業会社の企画マーケターとしてマーケティング全般に関わっています。
好きな領域は、オウンドメディア、企画、PdMです。)
大学を出て就職した時
大学を出て就職したするとき、働く理由は「ただただ、そういうものだから」でした。
「当たり前に働くもの」と思っていたので、 "働くことを通じて成し遂げたいこと" なんて考えたことなんてなかったです。
(就活の時は何かしら準備していたかもしれないけれど、長期軸で働くに向き合ってはいなかった。)
超意識低めで、何となくのバイブスでそれでも一生懸命働いていました。
1年目の話
ファーストキャリアは販売職。
大学4年間アパレル店でアルバイトをしていたので、その延長で「ただ好きだから」進んだ道です。
事業拡大のため、エリア開拓の立ち上げに関わりました。1年目の私にとっては贅沢だったなと後になって思います。
当時は目の前のお客様と日々の売り上げに毎日葛藤し、閉店後一人レイアウトを変えて泣きながら帰ったりしていました・・・。
こんな感じの社会人生活スタートでしたが、1年目が終わる頃には「働く」ことにハマって打ち込んでいたと思います。
誰かの役に立ち、喜こんでもらえる。
価値を届けることで仕事が成り立つ。
アルバイトさんが、私みたいになりたいと言ってくれる。
そんな経験は初めてだったので、嬉しかったんだと思います。
それでも「こうなりたい!」みたいなのはなくて(どちらかと言うと考える余裕もなく?ですね)、ひたすら「目の前の人を幸せにするにはどうしたらいいのか?」を考える日々。
「上がりたい!」「えらくなりたい!」とかはないんだけど、「届けたい」「私にできることは何でもやりたい」「一緒に働く人と一緒に成長したい!仲間と一緒に勝ちたい(仲間には勝たせたい)!」という強い気持ちだけは持ち合わせてました。
マネージメントの仕事
そんな感じで、1年目の時は目の前にあることに向き合い続けていました。
2年目から、本格的に店舗管理に関わりテコ入れや0からの人材育成などを経験。
新しい場所でのチャレンジはとても楽しかったです。
ゼロスタートは難しくて、整えては次、立ち上げては次といった感じで、思っていた成果まで出せずに悔しい思いもしました。
でもチャレンジに毎回選んでもらえたのは何らか理由があったんだな、と今では思います。
手を挙げてやります、を言ったことはなかった。
むしろやりたいくないけど、、、のほうがあったようにも思いますが走り出すとなんとかしたい精神になるんですよね。
私のやっていることを見て評価してくれた周囲の人の存在のおかげで、特に「やりたい」ことがなくても沢山のチャレンジできた若い頃でした。
(その時引き上げてくれた人には、本当に感謝です。)
人事の仕事
産休明けで小さな子供がいる人はそのままの役割(役職)で復帰ができない風習がありました。(これはお店の特性上、止むを得ないし何の不満はありませんでした。)
産休復帰したタイミングでついたポジションは、「新人店長を一人前に育てる教育者」。
産休後は家庭メインでできる範囲で働きたいと思っていたので、その意思も尊重してもらいありがたかった。
謎のポジションをもらい、現場に出てる時にある経営層から「人事やらない?」と声がかかりました。
ぶちゃけ、「採用」の仕事イメージはありましたが「人事」全般の知識もイメージもなかったんです。
そこから「人事とは」や「組織」にまつわる勉強を始め、やるからにはプロにならなきゃ!と思いました。
まず、採用は全般任せてもらえました。
中途も新卒も、まずは社内で一番の有識者にならないとと言う思いで、「採用はスタート、活躍までを考えれる採用担当」になろう、と自分の中で決めていました。
人事や教育や評価、コーポレートブランディング。どれも構築から運用フェーズでした。
仕事は自ら作るしかなかったので、自由度も高かったように思います。
分析しないと効率が上がらないことが多くて、「考える」のにやりがいを感じました。
失敗も叱られた経験だって、たくさんあります。
人事の経験がゼネラリストキャリアの起点となったのは間違いありません。
おかげで、「自分にできる誰かのためになる手段は何でもトライしたい!」の思いが生まれ、できることが少しずつ増えていったように思います。
マーケティング職へのキャリアチェンジ
人事職のキャリアを進めている中、ECと店舗を繋ぐミッションのプロジェクトにアサインされます。
(要は、オムニチャネル化のプロジェクトです)
公式サイトの運営責任者と人事の業務を兼任という形でのスタート。
一つのプロジェクトだったんですが、仕組みを作り、外部に発信もしながらインターナルな部分を整えていく。
人事兼任はすごくすごく大変でしたが、マーケティングが楽しいと思えたきっかけです。
できれば、ECやマーケティングに振り切りたかったけどできない状況を理解して、時を見てキャリアのリセットを検討しました。
同じ会社に長くいたので良くも悪くも「残像」もあるのです。
残像なしに他の会社でも通用するのかも知りたかったので結果転職を決意しました。
転職の条件は「リモート可」と「考える仕事」でした。
「リモートでも働ける」は私のキャリアの選択肢を広げてくれました。
拾ってくれた会社とご縁を作ってくれた上司には本当に感謝です。
私には大きな「夢」とか「志望」はありませんでした。
でも、やってきたことが少しずつ繋がってきて今に至ります。
何のために働くのか
働くを面白くしたい。
「働く」は生活としては一つのピース。でも多くの時間を投資しているからには成長したい、面白がりたい
子育て真っ最中で、働いていく中でもう一つ何のためにが生まれました。
子供達にも「働くにポジティブなイメージを持って欲しい」です。
子どもたちに「勉強しなさい」というより、私が勉強したり、努力してる姿を見てもらう方がいいと思っています。私が仕事を面白がっている姿を見せていきたいです。
変わらないのは「目の前にいる人を幸せにする」を追求するためです。(to仲間・toお客様どっちもなのです)
どんどん範囲を広げて行きたい。
矢印を、外(市場)へも向けることでマーケターと成長し続けたいと思います。
せっかく携わらせてもらってる事業は、できることはMAX考え抜いて行動して価値を届けていきたいんです。
私みたいに、「何になりたいかわからない」人っているんじゃないでしょうか。「何になりたいかわからない人」のちょっとしたロールモデルになりたいと思っています。
「何か」がわからなくても夢だと言っていい、目の前の人の幸せが夢だと言って良いと思っています。
不安な気持ちがあるから、「これだけやったから大丈夫」と思いたいんです。
そのうち見つかるし、後から繋がる体験をたくさんしました。
今だって、自信があることなんてありません。
不安も行動の原動力になると思えるようになりました。無理にポジティブになるより、不安な気持ち糧に行動すればいいんだと思います。
キャリアスタートして「何のために働いているのか分からない」ゆえの不安を感じている人。
何のために、が分からなくったって大丈夫。
全力でやったことは全てに意味がある。無駄なことは1つもないと思うのです。
それを証明できるのは、未来の自分しかいません。
懸命な姿勢と純粋に向き合う志だけは忘れずに、目の前のことを創意工夫し取り組むことが、重要だと思うのです。
未来の自分を信じてみる。
「今」が辛くて信じれない時は、信じてくれる人を信じると良いかもしれません。
話は戻りますが、
新しいチームメイト(新卒さん)にも
一緒に成長していきたいですねー。
幸せは仲間に向けても届けたいのです。まだまだ何かを成せたわけじゃないけど。
週報と今の気持ちでした。