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欧州ではコロナの規制は日本よりも厳しくなっているようで、日本にいる家族や友達との話や、日本で行われているイベントなどを確認するとやはり日本の方がある程度の規制の中でもアマチュアスポーツも開催されており、関係者の皆さんの参加するプレーヤーへの思いやりに感動します。こっちではルールはルール、変更の可能性を探ることもないですし、そもそも状況が違いすぎますからね…

さて我が家のサッカー少年たちですが、長男は年齢も上がり興味のアンテナが色々なことに広がり始め、サッカーへの情熱もやや冷めがちなところへコロナ中断…弟のトレーニングに付き合う形でなんとか運動を続けています。トレーニングが再開してくれれば元は真面目な性格、また動き出すんでしょうが。

次男は幸い地区トレセンに滑り込みで入れましたのでロックダウン以降毎週月曜にリモートトレーニングを続けてきました。政府の発表により2月あるいは3月いっぱいもアマチュアスポーツ活動が禁止されると決まって以来、地区トレセンでは週一回のトレーニングが週三回になりました。それに加え、ユースチームで行われているリモートトレーニングに隔週で招待されることもあります。

トレセンのトレーニングは、週3回のうち1回はボールコントロール、1回は認知のトレーニングを組み合わせたボールコントロール、1回は徹底的にフィジカルトレーニングをしています。メンバーの年齢層が11歳から16歳までと幅広いので、次男からしたら結構過酷なトレーニングもあるんですが(特に筋トレ)、本人できる限りチャレンジしています。毎回色々なトレーナーがバラエティ豊かなメニューを組んでくれるし、次から次へとこなすことが増えるのは助かります。トレセンからはトレーニングをしている映像を撮って送ってくれるように言われているので、携帯で撮っては簡単にまとめて送ります。送った動画の中からピックアップされたものが毎回トレーニングの頭に流され、それが子供達のモチベーション維持になっている感じです。参加数は毎回1000人を超えるので双方向のビデオ会議というよりはひたすらコーチのメニューをフォローする流れです。あ、あとそれに加えてランニングのメニューも送られてきていて、休み期間中も心拍数を保つための細かいメニューがあるんですが、知り合いのサッカーコーチにアドバイスをもらったところ次男の年齢とレベルでオフ期間にこの負荷はやりすぎだと言うことで、週2回の30分走、週2回のインターバル走を続けています。これは僕も一緒にできるので、ちょうど良い負荷がかかるので親父としては自分へのモチベーションにもなるし子供らもトレーニングできるし、重宝しています。

ユースの方はチーム単位ですので最大15人くらいで行うトレーニングで、こちらもコーチの動きをなぞりながら、でもこちらはコーチが逐一画面をチェックしてコメントしながら進みます。どちらのトレーニングも終わった後には汗だくになることがほとんどで、体を動かせる機会を設けてもらっているのは本当に助かります。家族全員がずっと家にいる状況は妻を筆頭にみんなストレスがたまりますので、親や兄弟も参加可能なトレーニングは僕も参加するようにしています。コアトレーニングをした後は次男にとっては初めての、僕は久々の筋肉痛。

次男に関してはさらにほぼ毎日夕方外に遊びに行って近所の友達達と公園や森を走り回っているので、体力に関しては兄弟でだいぶ差がついてきたかな、と言う感じです。兄が頑張ってくれた方が弟の負けず嫌い心も刺激されるので親としては長男に頑張ってほしいところです。

我々の住んでいる地域ではこのところ冬の最後の足掻きのような悪い天候が続き、大雪が降ったり数年ぶりにマイナス10度を下回ったり、森に行くと地面が氷で覆われて走れないなど色々外に出る気持ちをへし折りにくる事態が続いたんですが、子供らはそれはそれでソリや森の探検をして厳寒を楽しんでいたようです。願わくは彼らが早くサッカーボールを思いっきり友達と追いかけ回せる日常が早く戻ってくれることですが、今の段階だと外でボールを蹴るのも何となく引け目を感じてしまう雰囲気があります。こればっかりは個人ではどうにもできないことですから、妻とは子供達とこんなに密接に過ごすことのできる時間は今後もうないかもしれないと話しながら、怒ったり笑ったりして過ごしています。

コロナの時期のトレーニングのおかげでレベルアップした。早くそんなふうに言える日が来ますよう。

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