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2023/11/3 鈴鹿8hエンデューロ 優勝


前置き

ケチをつけながらもMFゴーストの視聴を続けている。ちゃんと3周ずつ。

そうしているうちに何が気に入らないか分かってきた気がする。


マシンの挙動のクオリティ

これは前回のレポートにて記載のため割愛。
頭文字Dを見ていなければ特に不満は出なかっただろうがやはりリアリティがない動きをしているのが気になって夜しか眠れない。

カメラワークの捻りの無さ

レースシーンを含む6話まで見てみると、なんとなく車の迫力に欠けるのに気づく。

何故か。

それはカメラワークが平凡なのが要因の1つだと思う。
一言で言い表すのであれば、グランツーリスモのリプレイ動画のようだ。

定点に構えたカメラの前を車が通過する。
それを繰り返しているだけ。


見せ場のブレーキングの場面でもブレーキランプが光るだけでなんの捻りも迫力もない。
ていうか減速してない。


ここで頭文字Dを振り返ってみよう。
4th stage 舘智幸とのバトル。

わかるかこの演出の凄さが。
ブレーキング開始時に車体が前のめりになり白煙を上げる演出も見事だがカメラワークに注目すると、ブレーキングに合わせて視点が一気に2台を抜きに行くように見せている。

これは車2台が減速する一方で視聴者側の視点は慣性の法則によりそのまま2台を抜いてしまうことで急激な減速Gが加わっていることをさらに強く演出している。

ほんの一例だが、そういう演出の努力がMFゴーストには感じられないのだ。

音楽のタイミング

「とりあえずイニD厨のお前らはこの辺でユーロビート流しとけば喜ぶんやろ」みたいなタイミングで流れてくるのが浅い。

まあ次項にも記載しているがそもそもシナリオに劇的な展開はないのでカッコいいカットインのさせ方は無いのかもしれないが。

そもそものシナリオのダルさ

もうこれは原作の問題なのだが、レースに参加する15台の大半がテクなしの噛ませ犬ばかりなのが伝わってきてしまってワクワクが無い。

いや、噛ませ犬はいてもいいんですよ。
けどそいつら3人抜くまでで既に半クール終わってるんですよ。

頭文字D 1st stageでは明らかに格上に思われた赤城No.2の啓介が敗れて中里が登場してる時期ですよ。

まだまだカナタの前方にはパワーが全てだの抜かしてる連中が大勢残ってるし、とにかく話のテンポが悪いと感じざるを得ない。

早く手に汗握るギリギリのバトルシーンが見たいものです。もっとも、演出に期待も出来ないのでアレですが。

北原望がかわいい

かわいい。
芹澤優演技うまいね。


カテゴリ

8時間ロードチーム

6人で交代しながら8時間で最も多くの周回数をこなしたチームが勝ち。

機材

F:AGILEST TLR 28c 4.0bar ※
R:AGILEST TLR 28c 4.3bar ※

※いずれも2巡目の回の値。
路面も綺麗なので1巡目の時に前後+0.4barくらいで走ったら確かに速かったがヘアピンでグリップが心許なく不安感から突っ込めなかったので2巡目で上記値に下げた。やはりこれくらいがちょうどいい。


結果

優勝

展開

詳細はマサミツ、しーまニキの記事参照。

自分のチームはmkw技術部ということで、
メンバーは

マサミツ
しーま
レオ
たかむら
なりた
かまてぃ

この6人だ。
高村を除いて技術系社畜ということでこのネーミングという雑さ。


序盤中盤は他のメンバーが苦しい展開にも耐え、時には積極的に展開を作ることでライバルチームを蹴落としながら必死にタスキを繋いでくれた。

最終的にはスプリンターの自分をフィニッシャーとして温存し、mkw同士で一騎討ちするだけというところまでお膳立てしてくれた。
強力過ぎるチームメイトに感謝してもしきれない。

落車やメカトラさえなければワン・ツーフィニッシュは確定というところだが、どうゴールするか。

もう一方のmkwのフィニッシャーはハッシーさん。
僕と同様スプリンターだ。

仲良く横並びでゴールしたとてわずかな差で1位と2位の順位をつけられてしまう。

どっちがエースチームということもないのでやはりガ○ンコバトルして勝敗を決するのが一番ということで忖度ナシのスプリントバトルをすることで合意。

最後の2周でハッシーさんと一緒にコースイン。
半周でそこそこの人数の集団に合流しローテを回す。

最終周の最後の下り。
下り始めでローテがうまくまわらず、意図せずハッシーさんが少し先行する形に。

その状況からハッシーさんは逃げ切りを狙うべく先に踏み始めた。

集団はもうオワっててローテを回す気配もないので単独で鬼踏みして追う。

可能な限りのエアロポジをとる。
最近ソロでポジション改善と平地のペダリング改善に取り組んでた事がここで活きてくるとは。

重量級かつリーサルウェポン新型マドンを手にしたハッシーさんは速く下りではなかなか差が縮まらなかったが登り返しのコーナーでやっと追いついた。

あとはゴールまでもがくだけ。
20〜30秒くらいか。
牽制せずにそのまま速度差を活かして全開かまして千切ろうかと。

スプリント開始。
うまく速度にも乗り引き離すことに成功した。

スプリントもかかってる。

そのままゴールゲートへ。
両手を上げてガッツポーズ…!!
やったぜみんな…!


…おや?

なんか歓声がわいてない気がするぞ?
なんか周りの周回遅れの選手もまだ踏んでるような?
そういえば計測ラインらしきものがなかったような?

ゴールここじゃなくね?

てっきり夏のシマノ鈴鹿と同じゴールだと思ったら違うみたいですねえ。








ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


やっちまったにも程がある。
思い込みって恐ろしいもので、試走でも入念にピット入り口とか下見したのにゴールが夏と違うとは思ってもなくて確認する発想がなかった。

ゴールを知っててスプリントしているハッシーさんが猛追してくる。

5秒ほど踏みやめてしまってたがすぐに踏み直す。
とは言えさっきのゴールがゴールだと思って出し切ってるのでスッカスカで脚は残っていない。

辛うじて500〜600w出している状態。

そして何が一番アレって、
「じゃあ本当のゴールってどこ??」
状態なこと。

終わりの見えないゴールまでハッシーさんから逃げる。絶望しかない。

幸い早駆けになってしまったスプリントで20〜30mのマージンがあったのでまだ先行している。

そして頭の中は自責の念で一杯になる。
真っ向勝負の力比べで負けたならともかく、ゴール間違えで負けましたなんて、いくらチーム内争いでも技術部メンバーに申し訳なくて自分を許せない。
負けたら確実に丸刈りだ。

オールアウトした身体にムチを打ってダンシングしたりシッティングしたりで無理矢理パワーを絞り出す。

そしてコース左側にチェッカーフラッグを振っているチャンネーが見えた気がしたところでフィニッシュ…!
その瞬間左をハッシーさんが抜き去った。

どっちだ…
本当に勝ったか負けたか分からなかった。

その時の動画がこちら。


ゴール後、迎えてくれるチームメイト。
意識が朦朧とすることも相まってリアクションがわからない。

「俺負けた…?」

聞くと、ラップクリップを見せてくれた。

勝っ…た…?
0.002秒差…


横でハッシーさんは刺した気がしているようで、写真判定では?みたいな雰囲気に。

本当のリザルトがわからないまま、ピットに戻りとりあえず撤収作業に。

自分はとにかくゴールを間違えた罪悪感で頭が回らず呆然としながら作業していたと記憶している。

こう見えてこんな時結構ちゃんと真面目に落ち込むタイプだ。

とりあえず表彰台は確実なので表彰台に向かう。

結局写真判定はなくlap clipの計測が最終リザルトで確定のようなので自チームの勝ちだった。

ホッとした。ホッとした勢いでゲロ吐くかと思った。

パワーデータ

ラストの下りの猛追、スプリント、やらかしガッツポーズ、おかわりスプリントの平均パワーは1m50s 484wで自己ベストだった。

本当に限界超えていたらしい。
終わって自転車を降りると膝から崩れ落ちるくらい脚がガクガクだった。
誰よりも走行時間短いのにね。


感想

実はチーム種目に出場するのは数年ぶりだった。

というのも過去に自分のミスで優勝を逃した経験や、レース当日体調不良でDNSした経験があって、他人に迷惑をかけるのが嫌で逃げ続けていたから。

今回のエンデューロも見送り予定だったが締切着前にマサミツから誘われ、どうやら自分の需要があるようだったので引き受けることにしたのだ。

やはりチームで団結して優勝を狙うテンションには刺激を受けるし、メンバーが内心どう思ってたか知らないが、形として自分にラストを託し期待してくれたことに対して結果で応えられたのは本当に良かった。

これからはどんなレースでもちゃんと試走でゴールラインを見ておこうと思う。

おわり。

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