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カンピロバクター インプレ

最近話題のカンピロバクターを試してみたのでインプレを書きます。

概要

まずカンピロバクターとは?というところから。

カンピロバクターは生の鶏肉等に含まれる菌の一種で、摂取する事で胃腸に強く働きかけ胃腸内を一掃し、減量する事も出来るというもの。

ただし十分な加熱をすると死滅してしまう為、鶏肉等を生もしくは半生で摂取する必要がある。

よく「新鮮なので生で食べられる」という謳い文句で鳥刺しなどが提供される事もあるが安心して欲しい。新鮮だろうが十分カンピロバクターを保菌している希望はある。

効果・効能

生きたカンピロバクターを上手く摂取出来たらどんな効能があるかと言うと、下記の通りである。

下痢(血便の場合あり)
腹痛
発熱
頭痛
嘔気
嘔吐

いわゆる最近流行りの腸活というやつである。

不摂生で胃腸がもやもやするような時や、便秘気味の際、カンピロバクターさえあれば胃腸を一掃する事が出来る。
イチジク浣腸なんかの比ではない。
生きて腸まで届くのだ。


実際に摂取してみた

自分が摂取に挑んだ舞台は酒場ブラジル
どこにでもある小汚い居酒屋だ。

しれっと写り込むユッケとレバ刺し


摂取に成功したメニューはおそらく下記

店員が
「ナマニクデスノデオハヤメニオメシアガリクダサイ」
って言いながら持ってきてくれる。
ネイティブの僕でなければ聞き逃していたね。

今思えばそんな一刻を争うシロモノなのかよとツッコミを入れたくなる。

食べてみたところまあ美味しい。
俺は焼き鳥の方が好きだけど。

その日は特に効能を感じる事なく酔っ払いながら帰宅。

これが9/17(土)。

経過観察

摂取1日後(9/18)

特に異変なし。

摂取2日後(9/19)

特に異変なし。
何事もなく仕事。
ただ、この日の時点で同じ席で鳥刺しを食べたサイガはショットガンみたいな下痢をしていた。

摂取3日後、発症1日目(9/20)

台風明けで午前は仕事休みになった日の事。
朝、不穏なLINEがグループに飛び交う。

それに対し自分は異変なしだったのでそのように返信した1時間後、事態は一変する。

自分にも下痢と微熱の効能が出てきた。
この時点では37.3℃程度。

ベッドで安静にするもどんどん体温は上昇。
38℃を超える。
ダメだ、オーバーヒート…!

年始に感染性胃腸炎を拾ったときに世話になった内科胃腸科をすぐに予約。

すぐには案内できないので自宅で待機していてくれとのこと。
その間にも体温は上がり続け39℃。
昼にようやく呼び出しの連絡。

鳥刺しを食べたと言った時点で十中八九カンピロバクターでしょうねのこと。
いや、知ってた。

(しかも「鳥を生はダメだよ」と怒られる始末。
いや、店で出されたものだぞ。
店が悪いんじゃねーのか?
納得いかねえ…。)

カンピロバクターかどうか検便して確認するかと医者に聞かれたが、検便するには一度自宅に帰ってうんち取ってまた来いとのこと。

いや、こちとら39℃超えだぞ。
それは体力的にもう無理すぎる。

検便はパスしてコロナの抗原検査でコロナ陰性なのを確認だけしておわり。

カロナールとクラビットという抗生剤をもらって帰宅。診察費と薬代を合わせて3,980円。
ブラジルに請求してやりたい(絶対に面倒くさい)。

診察を終えて帰宅すると39.4℃。

ピークパワー

マジでぶっ倒れそう。
関節痛・筋肉痛も酷いし、頭もかち割れそうなほど痛い。

すぐにカロナールとクラビットを飲む。
しかし38℃後半に下がるだけで夕方ごろには39℃に回帰。

まーじで死ぬ。
水のような下痢も止まらん。

高熱が続いてるので横になっていても20時の時点でbody batteryは7しか残っていなかった。

瀕死

39℃の苦しみは深夜まで続き、1時ごろに3度目のカロナールを飲むと少し落ち着き眠りにつくことができた。

翌朝目が覚めると37.5℃程度まで下がっていた。
普通に熱はあるが39℃に比べればもうめっちゃ楽。

しかしそれらの厳しい代償を払うことで、
体重は1日で3kgほど落ちた。
効果は抜群である。

カンピロダイエット


発症2日目(9/21)

1日中37.0〜38.0℃程度をうろうろ。
下痢は継続。

ここまで水と塩分タブレットとガッツギアだけで過ごしていたが、少し食欲も湧いてきたので昼にラーメンを食べてみる。

サッポロ一番塩ラーメン。

28時間ぶりのまともな食事はめっちゃうまかった。
しかし弱りきった内臓が驚いたのか熱が上がった。

ラーメンの代償は大きかった。

夜はおとなしくおかゆを作って食べた。


発症3日目(9/22)


起きたら平熱。
便はアレな上に、体重は落ちて干からびたままだが出社することに。

出社してすぐに健康診断。
(その為に絶食で出社している。)

全然健康な状態ではないので、尿検査や血液検査は大丈夫だったのか未だに不安だがとりあえず終えた。

その後も弱った体ですこししんどいが仕事を終えて帰宅。

とても練習再開出来る感じではなかったのですぐに寝た。

完全回復には程遠い感じ。


発症4日目〜7日目


熱が引いたとはいえ、しばらく食事したり疲れたりする度に微熱が出たし、便は水ではないものの不安定な感じが続いた。

結局しっかり完治したのは発症8日目だった。

ただし体重は元通りには戻りきっていない。


まとめ

酒場ブラジルにて6人で食事をし、鳥刺しを食べた「やまだ、圭くん、サイガ、あらくん、自分」5名のうちやまだを除く4名がカンピロバクターの効能を得られた。
サイガに関しては絶大な効果を得たので、点滴入院したレベルだ。

ちなみに今回酒場ブラジルを提案したのはやまだだ。

魚拓

つまりそういうことである。

てことで酒場ブラジルで鳥刺しを食べれば80%の確率でカンピロバクターをゲットできる。

そして自分に関しては一時的に3kgの減量に成功し、効果は1週間持続した。

ちなみにサイガが音頭をとって中村保健所には連絡済みで、2日くらい営業停止までもっていったらしいが、その後許可なく営業再開したらしい。
詳しい状況は分からないが行動力の化身サイガが今ブラジルのもとの会社に"お話"してくれている。

なので特に衛生面の是正はされていないと思うので今でも鳥刺しを食べに行けばカンピロバクターをゲットできると思う。

ヒルクライムの直前など、あと一歩体重を落としたい時にはオススメ。

しかし、用法用量を誤ると自分のようにターゲットレースをDNSする羽目になるのでご利用は慎重に。

最後に、

鶏肉は焼け。絶対に。
店の料理だろうが信用するな。

おわり。

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