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JBCFきらら浜クリテリウム2Days E2 3位・優勝


んちゃ。

GWの喪失感でうなだれている社不です。

きらら浜行ってキラキラしてきたのでレポートを書きます。 

エントリー時の意気込み

きらら浜はパスする予定だったが、出る事に。
きっかけは宮田からのLINE。

おらもキラキラドキドキしたい。


ということできらら浜クリテをシーズン前半の目標レースとして設定。
しっかり仕上げていった。

酔って口走ったりしていたが本気できらら浜E2両日優勝を狙っていた。
(実際はそんなに甘くはなかった)

レース前調整

レースはGW終盤。
本当はアホみたいにGW乗りまくってフィジカル向上と行きたいところだったが、ボリュームを調整してレース当日に疲労が抜けてピークが来るようにした。

レース前週ppでドカ踏み出来たり、恒例の瀬戸練で最後まで踏めたり、20minパワーを更新するなど確かな仕上がりの良さを感じた。

いつでもいいぜ…


以下、きらら浜遠征を振り返っていく。

きらら浜Day0

レース前日から移動開始。
0日目は兵庫県明石市まで。

明石城散策しながらパパ活してターンエンド。


きらら浜Day1

目標

キラキラ完全勝利

結果

3位入賞。E1昇格。キラキラならず。

コース

予報通りのドカ雨。
気温は18℃
#2〜#3区間は完全に水没。
(水深おそらく深いところで5cmほど)

そして強風。
以下の図の向き。

長いストレートの区間で横風な上、コースの水捌けが悪く雨が溜まり路面も重くなっていた事でE1はサバイバルレースになっていた。

中切れの嵐で集団後方に人権がなかったのを見て、自分は集団最前線で展開し、あわよくば少数逃げを作るのを目標とした。

機材

タイヤ
F:AGILEST 28c TLR 3.7bar
R:AGILEST 28c TLR 3.9bar

クソウェットなのでグリップ重視の低圧。

チェーンルブ:ワコーズエクストリーム
試走でもうめちゃ濡れたのでモーガンブルーのレースオイルをレース前に継ぎ足した。

装備

靴にはベロトーゼ装着。
脚の露出部にはイナーメベリホとワセリンを塗りたくる。

また、低体温症に泣いた袋井の反省から胸と腹にインナーの上からサランラップを仕込んで防風・保温性を高めた。
これが不快感もなく体温を維持出来て効果がデカかった。

DNFに泣いた袋井の経験値も無駄ではなかったと思える。

ドリンクは現地調達したアクエリアスに持参したBCAAを溶かしたもの。


レース展開

モトの水飛沫が前のレースで凄すぎたらしく、ローリングスタートは断念され、マスドスタートに変更された。

流れても無いシクロクロッサーの血が騒ぐ。

レーススタート。

瞬時にクリートをはめる。

「後方の選手らに早速ダメージを与えてやろう」

てことでスプリント開始。

スタートで集団の頭を取り一気に引き伸ばす。
踏み続ける必要はないので十分に速度が上がったところで踏みやめて先頭を譲る。
これで集団の後方にいくらかダメージを与えられただろう。満足。帰ろうかな。

レースの内容としては想定通り周回を重ねるだけで集団の人数は減っていくサバイバルな展開。

コーナーは割と皆慎重でゆっくり。
とも思いきやコース最終#8,9コーナーで風向きの影響もあってか膨らんでいく選手が散見されたので、押し出されないような位置取りでのコーナリングを意識した。

逃げが散発していたので逃げに乗ってみたり、逃げを潰してみたりと集団前方で積極的に展開。

特にVC福岡devは4枚揃えてきているので「1人逃してフタ」のような展開には注意して、1人でも逃げれば絶対に追うようにした。

今思うと脚を使いすぎてた気がするが、自分で逃げを潰そうとしたりしなければ逃げは決まっていた可能性が高かった。やむなし。
おかげで中切れ食らってDNFの展開は免れた。

結局逃げは決まらず、最終周。

ちょっとマズめの単独逃げが決まる。
集団のペースを上げてローテを回す。

「回さないと逃げきられますよ!」

牽制しかける集団を煽る。


なんとか最終盤で逃げをキャッチ。
しかし脚を消耗した自分は最終コーナー前のペースアップに乗り遅れ最終コーナーを6番手前後で通過してしまう。

短いホームストレートでなんとか捲り上げようとしたが僅かに足りず3位。
ゴールがあと少し先だったら…なんてタラレバを言いたくなった。

奥に隠れているゾ


3位入賞でE1昇格。

3位入賞


悔し過ぎる。
こんなレースをするために山口まで遠征しに来たんじゃない。

ドカ雨なので前日まで2日とも走るかすら迷っていたが、とっくに2日目も走る気満々になっていた。

Day1反省

逃げられを防ぐ意味では動きは悪くなかったと思う。
しかしもう少し最前線から一歩引いた位置で冷静に立ち回っても良かったと思った。

ワンツーフィニッシュを決めたアウトドアライフレーシングの2人の選手はほとんど集団前方では見なかった。つまり無理に最前で展開しなくても着いて来れる程度の集団の動きだったという事だ。

あまりにも前レースのE1でサバイバルな展開だった事から前にいなければという気持ちが強くなりすぎてしまったようだ。

Day2は冷静に立ち回る事にした。

Day1夜〜Day2朝

レース直後持参したプロテインを飲み、ホテルへ。

夜はバイキングでドカ食い。
寝る前にもプロテインをちゃんと飲んだ。

レースは短時間とはいえ高強度だったので脚が重くて辛い。

イナーメ棒ぽいもので脚をゴリゴリし、マッサージボールで臀筋周りを緩め、オムロン低周波治療器でケア。
普段と同じ。

そしてしっかり7時間爆睡…のつもりだったが、やらかした。

寝れたといえば寝れたが、明け方に激しい寝言…というかうなされで隣の宮田と自分自身も起こしてしまった。

ぼく




すまん、夢の中で虫が大量発生したんだ。
許してくれ。


6時にバイキング開店凸してドカ食い、部屋に戻ってプロテイン飲んで二度寝したら体がLight Weight。

いざ2日目の戦場へ。


きらら浜Day2

目標

キラキラ完全勝利

結果

キラキラ完全勝利

キラキラ


コース

1日目とは逆回り。
風向きも逆で、1日目よりは弱め。
天候は相変わらずドカ雨。
気温16℃
#7〜#8区間はやはり水没。

最終#9コーナー前が追い風なのでうまくコーナーを処理できるかが肝になると予想。
また、その前の水没区間の位置取りも大きく影響しそうだ。

また、コース図だと分からないが、2日目の方が最終コーナーからスタート/ゴールまでの距離が長い。
最終コーナーをトップで抜けると流石に分が悪そうなので2〜3番手で抜けたい。

機材・装備

1日目と同じ。


レース展開

2日目はローリングスタート。

今日は10番手前後で様子を見ながら先頭の動きに必要な時は対応していくスタイルで。

1日目ほど強風ではないので集団の人数が多く、皆1日目のサバイバルを見ているので隙あらば上がってくるから良い位置をキープするのがやや難しい。

2日目も逃げは散発するが集団は射程圏内で追えていたので後ろで傍観しているだけで済んだ。

また、水没区間も前走者の後ろに着いて轍トレースすれば大幅にワット削減できる事に1日目で気付いていたので積極的に使ってセーブ。
シクロクロスの轍トレースに比べれば100倍簡単よ。

めちゃめちゃ冷静だった。

ドリンクおいちおいち


やたら感覚が研ぎ澄まされてフルウェットのコーナーもしっかりタイヤのグリップを探りながら滑らない自信を持ってスムーズに曲がれたし、かなりシクロクロスの経験が活きてる。
(ドライのコーナー攻める方が怖い)

そんなこんなで集団も多少人数は減ったが結構な人数が残ったまま最終周回へ。

1日目よりもずっと速いペースで、位置取りも激化してきた。
意地で10番手以上をキープ。

6番手前後で最後の水没区間#7〜8へ突入。
皆いろんなラインで位置上げを図ってくる。
自分もここを利用して先頭付近に出て確実に前方で最終コーナーを抜けるという手もあったが、グッとこらえて轍トレースでセーブ。
当然自分の前が遅ければ埋もれるギャンブルだ。

もうすぐ水没区間は終わる。
幸い位置は下がらず済んだ。
そして水没区間が終わる僅か手前、

今だ!!!!

轍トレースの利を活かしつつスムーズに加速。
前走者は水没で抵抗を食らっているのでワンテンポ遅れる。

思いの外勢いよく飛び出てしまい、自分が先頭に。

ホームストレート長いから2,3番手で最終コーナークリアしたいという作戦だったはずなのに。。

最終コーナーの数秒手前。
シンキングタイム。

選択肢は2つ。

A. わざとスピードを落として1,2人後続を前に出す

B. そのまま先頭で最終コーナーに突っ込む





Bで行こう。
後続を前に出そうとして埋もれるリスクの方が怖い。コーナーのスピードも落ちてスプリントの伸びにも影響してしまう。

先頭でコーナーを抜けてそのままパワーで捩じ伏せるしかない。

結局舞洲と同じ




最終コーナー。

ここでコケては全てが水の泡。

慎重に慎重に…


コーナー脱出しながらレンチン開始。
左からの横風なので右側ギリギリのラインで後続につかれないように。

この立ち上がりが正念場だ。
立ち上がりで後ろにつかれたら俺の負け。

ゴールまであと半分というところでほぼトップスピードに。

風と雨の音のせいか何も後ろの音が聞こえない。

それもそのはず。
コーナー立ち上がった時点で後ろはもういなかったのだから。

後から聞けば最終コーナー突っ込みと立ち上がりだけで既に後ろは離れていたらしい。



そんな事は知らなかったのでとにかく見えない敵から全開で逃げ続けた。
脚ガクガクになりながら。

かかってる時のフォームや

動画はしーまニキのツイ参照

そのまま差を広げてキラキラ完全勝利達成。

寒くて震えながらの表彰式


感想

正直今まで雨のレースなんて憂鬱で、コーナーだって怖いし苦手意識しかなかったけど、こうして荒れたコンディションでも好成績を収められたのは少なからず自信になった。

そして何としても勝ちたかったこのレース、雨でも実力を発揮できたのは3月にDNFとは言え雨の袋井で経験を積んでおいた事が確実に今回に繋がっていると思うし、冬場のシクロクロスでの経験も大きく寄与したと思う。

これからも幅広い経験を積んでいろんなコンディションへの対応力を上げていきたい。

タイヤ

今回も普段通り投入した
Panaracer AGILEST TLR28c
やっぱりいいぞ。

ウェットのコーナーでめちゃめちゃ信頼出来た。

転がりヨシ
コーナーグリップヨシ
軽量ヨシ
付け外しメンテ性ヨシ

文句ナシ。
素晴らしいです。
ありがとうございます。
(このブログはプロモーションを含みます)


おわりに

次戦大磯クリテより魔境E1に参戦します。
対戦よろしくお願いします。

Photo by e-web kazさん、しーまさん、やっしーさん、ボス。

悪天候の中撮影本当にありがとうございました。


おわり。

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