KIRINキャリア教育実習(DAY3とDAY4)
はじめに
皆さんこんにちは!そしてお久しぶりです!
学生の「鎌田」と申します。
さて、8月から始まったKIRINビールキャリア教育実習も終盤に近づき、
いよいよ11月下旬の成果報告会を残すのみとなりました。
寒さと緊張で震えてばかりの毎日ですが、
今回の記事でも前回から引き続き、「キャリア教育実習の内容と私の学び」について読者の皆さんと共有していきたいと思います。
「お前誰やねん!」「キャリア教育活動なんて初耳だ!」
という方にはぜひ、こちらの記事を先に読むことをおすすめします!
この記事が酒の肴になれば幸いです。
DAY3キリンビール仙台工場での仕込み式
ゲストホールにて
この日私が参加したのは、毎年恒例の‟とれいち”仕込み式です。
地元東北で絶大な人気を誇る‟とれいち”に、
「ビールの魂」と呼ばれる遠野ホップを投入するこの仕込み式。
毎年多くのメディアにて報道される、仙台工場の一大イベントです。
「ビールに‟魂”を吹き込む」
その瞬間をとらえるべく、
今年も様々なメディアから記者の方が来場されていました。
各メディアに向けたスピーチで強く印象に残ったのは、
遠野市長に工場長、開発部長に組合長と、「長」のご登壇が続く状況で
奮闘していた、新卒二年目の亀岡さんの姿です。
二年目からこんなにも責任重大な仕事が任されるのかと驚いた半面、
若手社員にも早いうちから死地を経験させることで成長を促す、
獅子の子落としスタイルでの新人育成は
成長意欲のある学生にとってかなり魅力的なポイントだと感じました。
ホップ投入式にて
スピーチ後は工場内に移動し、ホップ投入セレモニーを見学しました。
普段はカメラで撮影された映像しか見れないため、
撮影の様子まで見学できたことを嬉しく思います!
遠野市長と工場長、ホップ農協さんへの対談インタビュー
DAY3の最後では、遠野市長と工場長、ホップ農協さんが参加する、
3者対談形式のインタビューに同席させていただきました。
印象に残っているのは、対談中の三人が見せていた和やかな笑顔です。
遠野市長による「ホップ、ステップ、ジャンプ」といった
ホップジョークに代表されるように終始和やかな雰囲気で対談が進み、
KIRINと遠野市、ホップ農協が日頃から
良好な関係を築いていることが窺えました。
また、ホップ農家減少問題について真剣に語り合う三人の姿を見て、
「膝を突き合わせ、本音で関わり合うことでTKプロジェクトができている」
ということを実感しました。
最後に、この場面で得た個人的な学びについても共有します。
三人のお話を聞いていて、不特定多数の方に向けて情報発信する際には、
キーセンテンス、キーワードを強調することが大事だと感じました。
遠野市は「やる気」
‟とれいち”は「フローラルな香り」
繰り返し、繰り返しキーワードを使用されたことで、頭に残りました。
私も次の機会に真似してみようと思います。
DAY4スーパーでのMD・ラウンダー同行
MD・ラウンダー業務の概要
DAY4では、MDことラウンダーの加藤さんに同行させていただき、
仙台市内にあるスーパーを合計四か所巡りながら
‟とれいち”の売り場立ち上げのお手伝いを行いました。
なお、MDという呼び名よりもラウンダーの呼び名の方が一般的だと加藤さんに教わったため、以降はラウンダーの呼び名で統一します。
皆さんはラウンダー業務について、どこまでご存じでしょうか?
私は恥ずかしながら、今回の実習を通じて初めてその存在を知りました。
そこで、ラウンダーの業務内容について簡単にご説明します。
こんな感じです!
冗談です。
ラウンダー業務とは、スーパー等の小売店を巡回し、
商品陳列やPOPの配置、小売店の方との関係構築を通して
自社商品の売り上げ向上に寄与するお仕事です。
私はざっくりと、メーカーであるKIRINが小売店に販売した後の、
アフターサポートを担う業務であると捉えています。
今回、実際にラウンダー業務に同行したことで、
ラウンダー業務には次の二つの能力が必要なのではないかと考えました。
①幅広く信頼関係を構築する能力
②臨機応変な対応力
①幅広く信頼関係を構築する能力
ラウンダー業務では一日に多くのお店を回る都合上、
社外の方と広くコミュニケーションを取る必要があります。
また、小売店にKIRIN製品を継続して仕入れてもらうためには、
「前回仕入れた商品がきちんと売れているから、今回も大丈夫だろう」
「多少売れ行きが悪かったとしても、あの人が手を加えれば売れるだろう」
といった、商品やラウンダーさんへの信用が不可欠です。
そのためラウンダー業務では
幅広い方と信頼を構築する能力が求められると感じました。
実際、今回私がラウンダーである加藤さんに同行していた間だけでも、
加藤さんがお店の方からクリスマス仕様への飾りつけ等、
ディスプレイに関する相談を受けている場面に何度も遭遇しました。
加藤さんがお店の方から信用されていることを示す、
何よりの証拠ではないでしょうか。
②臨機応変な対応力
同じ系列の小売店であっても、店舗ごとに売り場の状況は異なります。
二つの写真は、どちらも同じY系列のお店での写真です。
しかし、商品を配置できるエンドの位置、競合との兼ね合い等、
店舗が異なれば状況は大きく異なることが分かるかと思います。
これに加え、時間経過によっても売り場の状況は大きく変化していきます。
そのため、各店舗での売り上げ向上を目指すラウンダー業務では、
その場その時の状況に合わせた臨機応変な対応が必要となります。
ラウンダー同行で感じたKIRINのこだわり
今回の同行で気が付いたのは、KIRINが持つ立体POPへのこだわりです。ホップに加えてポップにまでこだわりがあるなんて素敵!
私がこのことに気が付いた小売店では、冷蔵庫上に設置されている
POPは数あれど、立体的なPOPはKIRINのものばかりでした。
(写真を撮っていないことが悔やまれます。)
本当にKIRINのPOPは他社よりも立体的な物が多いので、
ぜひ最寄りのスーパーでチェックしてみてください。
この立体POPへのこだわりは、
KIRINが持つ自社商品への自信が表れたものだと思います。
こんなに良い製品ができました!
ぜひ一度手に取ってください!
気づいてくれないなら飛び出しちゃうよ!
元気いっぱいのPOPを見た時、私にはこんな声が聞こえました。
DAY1からDAY4のまとめ
まず、今回のキャリア教育イベントを通じて
お世話になりました皆様に対して、深く感謝申し上げます。
様々な職種、年齢の社会人の方と話せたことで、
自分の視野が少し広がったように思います。
さて、今回私が参加したキャリア教育実習では、‟とれいち”をテーマにして
ホップ畑からお客様の買い物かごに入るまでの流通過程を学びました。
生産、加工、流通というメーカーの基本的な流れについて、
実際に現場で働く方と話しながら学ぶことができた今回のイベントを通じ、
飲料業界についてはもちろんのこと、
メーカー全般について詳しくなれたような気がします。
ただ、この4日間で得た一番の成果は具体的な業務知識ではありません。
KIRINには、内側にも外側にもKIRINファンがたくさんいて、
「KIRINファンこそがKIRINの事業継続に必要な推進力を産んでいる」
という事実に気が付いたことです。
KIRINのファンが、KIRINで買う。
KIRINのファンが、KIRINで働く。
KIRINのファンが、KIRINで買う。
グルグル回ってよろこびを生産し続ける、KIRINシステム。
100年以上事業を継続できた秘密は、
このKIRINシステムにあるのではないでしょうか。
そして、KIRINは今なお
・KIRINのこだわり
・徹底的な地元主義
・CSV経営
によって新たなKIRINファンを獲得し続けています。
「これまでのファンと、これからのファン」
すべてのKIRINファンを大切にするKIRINさんと、
先日100周年を迎えたばかりのキリンビール仙台工場が、
次の100年ではどのようにKIRINファンを魅了していくのか。
私も一人のKIRINファンとして、とても楽しみにしています!
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