W辺さんとF田さん
お昼休憩を取り休憩室に入るとW辺さんとF田さんがいた。私はよくこの二人と休憩が一緒になる。
二人とも40代後半の女性で、W辺さんは惣菜、F田さんは精肉の担当だ。
この二人、とにかくよくしゃべる(笑)最近の話題はやはりコロナウイルスについてだ。W辺さんは息子さんがこの春高校を卒業して首都圏に引っ越しており、心配でしょうがないらしい。
そこで私はこんな質問をしてみた。
私「もしウイルスが蔓延して首都圏が生きるか死ぬかの状態になったらどうしますか?」
W辺さん「息子に会いに行きます。そしてもう戻ってきません。」
…正直ビックリした。即答だったのだ。
F田さん「そりゃ行くよね〜」
W辺さん「ね〜子供は分身だもの〜」
私にも息子がいるが同じ質問をされたらこんなに即答できるだろうか?ちょっと考えてしまうのではないか?
…やはり母の愛ってすごいな。そんな事を感じた休憩だった。
F田さん「旦那だったら行かないよね〜」
W辺さん「行かない行かない、旦那は所詮他人だもの」
私「……」
そこへ青果担当のO野さん(20代女性)が入ってきたので私はO野さんに聞いてみた。