「生まれるまであと21日」
今日のテーマ 赤ちゃんができる奇跡
人間の精子と卵子の働きから、赤ちゃんができる奇跡について考えてみたいと思います。
たった一匹の勇敢な精子
以前の考えは、弱い精子は脱落し一番元気な精子だけが卵子の元へたどり着き受精すると考えられていました。
しかし、実際はみんなで協力しチームワークを発揮して卵子までたどり着いていることがわかってきました。
子宮に放出された数億の精子は、まずはチームで卵子に向かいます。
決して一人で向かっては攻略できる相手ではありません。
卵子には、何層もの護衛隊がいます。この護衛隊を“ろ胞細胞”といいます。
まずはこの護衛隊を攻略する為に、精子みんなで一斉に突入します。
護衛隊の次は大きな城壁
護衛隊を攻略した次には“卵膜”という卵子のまわりを覆う厚い城壁が待っています。
もちろん厚い城壁ですので、決して一人では壊すことはできません。
ここでも精子みんなで協力して壁に突撃し突破を試みます。
城壁が崩れると
ここからはなんと!!
チームワークではなく個人プレーになります。
城壁が崩れたらみんなで一斉に卵子に向かいます。
そこで卵子にたどり着いた精子だけが受精され、1匹以外の残りの精子は護衛隊、城壁を攻略したにも関わらず、そこで生涯を終えます。
つまり、約数億の精子からたった1匹だけが卵子と結びつくことができます。
それだけ赤ちゃんの誕生はいくつものドラマが存在しています。
その命が今、僕の目の前にあります。
ps
昨日の健診で初めて“心音”を聞きました。
目の前の命に対する感謝が今まで以上に増えました。