考え方を変える 〜「べき」から「したい」へ〜
私はこだわりが強い。私の中に、確固たる「あるべき姿」がある。それに外れると、自分も他人も許せなくなってしまうのだ。
私を苦しめる「あるべき姿」からの解放宣言。
「あるべき姿」はつまり「そうあって欲しい姿」。
「べき」は、願望の表れであると理解することから始める。そして、主軸は常に自分にあることを忘れない。
例えば、今日の出来事を恋人に報告していた時。
「全然、話聞いてない」ってイライラする。
そこには「恋人だったら親身に話を聞くべき」が隠れてる。これは「恋人に親身に話を聞いて欲しい」という私の願望だ。ようは「私の期待する相槌をしてほしい」という期待。そして、「私だったら彼に対して深堀りする質問をしたい」という理想の姿を映し出したものだったりする。
これまで「なんだよ、全然話聞いてくれないじゃん!」ってイライラして落ち込んでいた。でも、「そっか、期待した返答がなくてショックだったんだな私」と思うと、どうでも良くなった。
「期待する相手、間違えたな」とか、「だったら私の話し方を変えてみるか」とか、自分のこだわりをゆるめて、そんな相手もOKと受け止められるようになった。
自分で自分をガチガチに縛り付けていることに疲れたので、「べき」を「したい」に言い変えて、考え方を柔らかくしていこう。具体的な方法論はこれからで。