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アメリカでの肩腱板断裂修復手術体験記:手術翌日の痛みとリハビリ
手術当日の夜
手術日は、痛み止め(オキシコドン)を半量服用して、午後8時過ぎには就寝しました。手術日の詳細は下記からどうぞ。
深夜、右腕がもげそうになるほどの激痛で目が覚めました。看護師からは、「薬は痛くなる前に飲むように」と事前に注意されていたのですが、手術後の元気さに油断していました。慌ててオキシコドン2錠を服用しましたが、痛みと戦う夜は始まったばかりです。
痛みに耐える夜
アイスパックとコンプレッサーの医療用機器を装着したまま、痛みに耐えました。機械の音に猫は驚いていましたが、私にはそれどころではありませんでした。少しうつらうつらすると、ちょうど4時間後には再び痛みが襲い、再度薬を服用。冷や汗が出るほどの痛みで、救急車を呼ぼうかと思うほどでした。
私は痛みに強い方で、痛み止めもあまり飲まないのですが、この夜ばかりは降参状態でした。ベッドに横になることもできず、薬の副作用で頭がぼーっとする中、ぼんやりと過ごしました。
リハビリ初日
翌日の午前10時からは、第一回目のリハビリの予約が入っていました。手術前に病院が手配してくれたもので、「手術直後にリハビリということは、手術も大したことないのだろう」と思っていましたが、その期待は見事に裏切られました。
痛みとぼーっとする頭でリハビリに向かいました。一人では行けなかったので、友人の車で。
理学療法士とのリハビリ
理学療法士の先生から「腕の痛みは、0から10だとどのくらい?」と聞かれ、「10!」と即答しました。とにかく、ジンジンと痛みが走るばかりです。それにもかかわらず、リハビリ運動を2種類行いました。右腕をリラックスさせて左腕で持ち上げたり下ろしたり、横に押したりする運動ですが、痛む右腕をリラックスさせるのは到底無理でした。
少し動かすだけで涙が出そうになり、いえ、実際に泣いてしまったと思います。この2種類の運動をこれから6週間、1日5回、毎日続けなければなりません。この時ほど「不可能」という言葉が信憑性を持ったことはありませんでした。
その後の一日
初回のリハビリは1時間ほどで終了し、家に戻りました。記憶はあいまいですが、アイスパックとコンプレッサーの医療用機器を装着し、4時間おきに薬を服用しながら過ごしました。
ただ、一つだけ気をつけていたのは、薬の過剰摂取です。オキシコドンは、中毒性のある薬ですし、劇薬なので、決められた4時間おき以上には決して服用しないように、薬の横に飲んだ時間を記入するメモを置いて管理します。
食欲はゼロで、薬を服用する前にクラッカー1枚を無理やり食べます。
明日からの生活とリハビリに不安を抱えながら、日は暮れていきました。