悪い会社幹部の三タイプ_渋沢栄一
◆経歴
日本の豪農出身の武士、官僚、実業家、慈善家。
江戸時代末期に農民(名主身分)から武士(幕臣)に取り立てられ、明治政府では、民部省を経て直属の上司である大蔵大輔・井上馨の下で大蔵少輔・吉田清成等と共に造幣・戸籍・出納等様々な政策立案を行い、初代紙幣頭、次いで大蔵省三等官の大蔵少輔事務取扱となる。井上馨と共に退官後は実業界に転じ、第一国立銀行(現・みずほ銀行)や東京商法会議所(現・東京商工会議所)、東京証券取引所といった多種多様な会社、経済団体の設立・経営に関わり、同時に福祉事業、医療事業、実業教育、女子教育、私学教育支援や、研究事業支援、国際交流、民間外交の実践等にも尽力した。それらの功績を元に「日本資本主義の父」と称される。また「論語と算盤」の言葉で代表される、道徳経済合一の思想でも広く知られている。
(Wikipediaより抜粋)
◆「名ばかり重役」
会社の取締役や監査役といった役職を名乗りたいために、ヒマつぶしの一つとして重役に名を連ねているタイプ。(中略)
彼らの考えの浅さはどうしようもないのですが、その野心もまた小さいので、とんでもない悪さをするという心配はありません。
◆いい人だが事業経営の手腕がまるでない人
部下の善し悪しもわからず、帳簿のおかしいところを見抜くこともできない。そうなると、知らず知らずのうちに部下がミスを重ねてしまい、自分で犯した罪でないのに救いようがない窮地に陥っていくことがあります。
◆一番許しがたいタイプ
「会社を利用して、自分が有名になる踏み台にしよう」
「私腹を肥やすために法人を利用してやろう」
といった考えを持って重役になった人です、こういうのは本当に許しがたい悪事です。(中略)会社の金を流用して投機をやったり、自分の事業に使ったりする。ここまできたら、もう泥棒と何も変わりません。
◆欠けているもの
結局のところ、こういった悪事というのも、その役職にある人物が道徳にかけていることから起きる弊害なのです。もしその重役が誠心誠意、その事業に忠実であれば、こんな間違いなどいくらしたくてもできないのです。
◆感想
究極の話「利他」が大切なのだと感じています。
そもそも事業というのはお客様(自分以外の誰か)に喜んでいただいて、感謝の気持ちを対価でいただくもの。
その集合体である会社の幹部が自分の利益を優先させていいはずがありません。
会社で幹部として働くならば、「利他」の精神を率先して示していくことが大切です。その姿を見て、社員さんがイキイキと働くことができ、お客様によりよいサービスを提供することができ、会社も大きくなっていく。
Kamakura Kazokuはまだ始まったばかりの会社ですが、「利他」の精神を軸に永く続けてまいりたいと思っております。