スープストック
ツイッターで『スヌープドッグ』がトレンド入りしていた。
中学の時にスヌープやDrドレーを知りドハマりしていたので「今さら何事か?」と見てみたら
『スヌープドッグは女の吉野家』
という素敵ツイートが溢れかえっていた。
スヌープドッグをご存じでないボンクラはまさかいないと思うが、彼はアメリカの有名ラッパーである。お料理本も出している家庭的ギャングスタだ。
スヌープを牛丼(並)のお値段で(言わずもがな性的に)食えるというのなら毎日どころか三食頂きたいものである。
だが、大したレシピも載ってないしょーもない料理本を3,410円で販売していることからもお分かりの通り、彼はセレブ中のセレブである。一発税込448円でヤラせてくれるはずがない。デマに決まっている。
イーロンマスクによる買収以来、ツイッターはデマと誹謗中傷、なりすましがのさばる無法地帯と化してしまった。
『スヌープドッグは女の吉野家』
何故このクソデマツイートが溢れかったのか。調べてみたのだが
『「スープストックは女の吉野家」というツイートを「スヌープドッグは女の吉野家」と空目したw』
というツイートがややバズったのが原因らしい。
「スープストックってなんぞ??」と疑問に思いつつ、とりあえずリツイートしといた。
スヌープドッグは知っているがスープストックは知らない。聞いた事が無い。そういう名前の、一発税込448円でヤラせてくれるガバガバギャングスタなイケメンラッパーが今人気なのだろうか?安すぎるだろう、流石に。
しかし吉野家並みの低価格と回転率で誰にでもヤラせる男だから『スープストック』か。さぞかしストックしておられるんやろな○○にな。
社会の歪みを、内なる怒りを、リリック(歌詞)に込めてラップする。それがヒップホップである。
きっとスープストックさんは、ひどく荒れたストリートで育ったに違いない。
まともな大人はどこにもおらず、赤ん坊はシャブ入りミルクで育つ。金と暴力が支配する世界で、弱き者はどう生きればよいのか。
女と違い、男の裸に値は付かない。それでも、それしか売るものがない。俺には何もない。それでも、生きていかなければならない…
ワンコインで抱かれる男。キャッチコピーは『女の吉野家』。その名もスープストック。いいね、ヒップホップだね。
上手いラッパーネームを考えたものだなぁと、一人スマホを見ながら関心していたら全然違った。スープストックというのは東京のオシャレなスープ屋さんのことだっだ。
なんだよスープ屋さんて。山口でそんなもん聞いたことねえぞ。東京はやはり恐ろしい所だ。
修学旅行で東京に行く時、今は亡きおばあちゃんに
「東京で財布出したらいけん!財布持って歩いたらいけんよ!盗られるけぇ!」
と口酸っぱく言われたのを思い出した。当時は「ババア何言ってんだ?」と思ったものだが、あの教えは正しかったのだろう。
とりあえず、とんだ勘違いをしてしまったものだ。死のう。
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