「緊急かつ重要な事」に目を向けすぎるのはダメ!
10年くらい前に読んだ本に書いてあった内容です。
※何の本か忘れました・・・
2次関数を中学生で習うと、「~象限」って習いますよね。
これを横軸に緊急度(時間感覚)、縦軸に重要度(事の重大さ、大切さ)をとります。
「緊急度」ー「重要度」関係図とでも呼びましょうか。
さて、この軸の「何象限」に最も力を注ぐべきか!!?
第一象限:緊急かつ重要
第ニ象限:緊急ではないが重要
第三象限:緊急でもなく重要でもない
第四象限:緊急だが重要ではない
ひとつひとつ例を出していきましょう(^^)/
第一象限:緊急かつ重要
緊急かつ重要なこと・・・何がありますかね。
例1)量産製品の不具合対応
量産の製品が市場に見つかったので大急ぎで対応処置をしないといけないという状況
例2)明日のテストを徹夜でやり切らないといけない
一夜漬けの勉強や研究室のレポート・報告書を徹夜で仕上げた経験のある人も多いでしょう
※以下のような例はこの場合には当てはまりません。
家族が交通事故で病院に運ばれたので、すぐに病院に行かないと最後になるかもしれない。
こういった場合は、そもそも病院に行ってあげることは大事ですが、その事自体の貢献度はとても低いので、「何に注力を注ぐか」には当てはまりません。
第ニ象限:緊急ではないが重要
例1)会社のための将来の投資
10年後の存続をかけて今からビジョンを立てて投資して、優秀な人材を集めたり、研究開発を進めるなど・・・
例2)将来の自分のための勉強
研究者になろうかな?
技術者になろうかな?
料理人になろうかな?
など・・・
例3)量産製品の不具合が起こらないためのシステム作り
過去にポカミスによる(人の不注意)による製品不具合を自動で検知するシステムを作って量産製品不具合を防ぐ
例4)運動
健康維持のために(太らないために)週4回は運動を心がけている
第三象限:緊急でもなく重要でもない
例1)マンガ・ゲーム
ただの娯楽・・・
※「将来、プロの漫画家を目指す、プロのゲーマになる」という場合には第二象限に入りますが。
第四象限:緊急だが重要ではない
例1)どうでもいい上司の愚痴
例2)どうでもいい上司の思い付きの依頼
上司からの急な依頼となれば、重要かどうかはさておき、緊急案件であることは間違いないですよね。
どうてもいい愚痴でも「では、その話は来週の15時に聞きます」なんて言うわけにもいかないですし。
何象限に最も力を注ぐべきか?
例を出すとわかりやすかったのではないでしょうか?
第二象限に全力を注ぐべきなのです(^^)/
第一象限:緊急かつ重要
第ニ象限:緊急ではないが重要
第三象限:緊急でもなく重要でもない
第四象限:緊急だが重要ではない
・第三象限:緊急でもなく重要でもない
・第四象限:緊急だが重要ではない
↑この2つは全力を注ぐという上では論外ですよね。
重要でないのにやる意味なんてないです。
上司の愚痴も重要でなければ聞かなければいいだけです。嫌われて自分の地位が危ういなら、重要なスキルをもっと磨いて認められましょう。
自分の時間を奪われるほど自分は安い人間ではないことを知らしめましょう(^^)/
では、第一象限はなぜいけないのか?
ここが難しいところです(/・ω・)/
そもそも「第一象限:緊急かつ重要なこと」は、もっと前から想像力を働かしていれば起こりえないということです('ω')
ゼロとは言い切れないです。
一夜漬けの勉強や直前のレポート作成も、もっと前から重要性を認識して始めておけばそのようなことは起こらないし、
量産不具合も「重要な強度不足」や「工場ラインの量産不向きなシステム」について目を向けて対策しておけば、起こりえないし、
医者に「明日から運動をはじめないと糖尿病で死にますよ」なんて言われないですよね。
この程度の少々大きな事象でも前から想像力を働かしていれば起こりえないということです('ω')
第一象限の全ての事象を防げるとは思いませんが、いかに重要なことは何かということに目を向けて行動するように心がけようという・・・そんな内容でした(^^)/
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