スペイン・バスクを訪ねて ~ビルバオのサッカー文化と歴史~ 6日目
エイバルTOPチーム見学
午前中は、元日本代表の乾貴士選手、武藤嘉紀選手が所属していたエイバルTOPチームの練習を見学。
これまで1部、4部、5部、6部の試合や練習を見させてもらいましたが、2部からは明らかにレベルが跳ね上がり、これがプロかと感じさせられました。
コントロール、キック、シュートなどボールを扱う能力の高さはもちろんのこと、身体操作や情報収集能力も4部と比較すると数段上がると感じました。
レサマで見たアトレティック・ビルバオの育成環境
ランチ後の午後一発目は、アトレティック・ビルバオの練習場であるレサマに行って来ました。
日本のJクラブでは考えられないほどの環境が整っていました。
レサマではアトレティック・ビルバオU-16、U-15のTRを見学。
ビルバオに来てからの5日間、小学生から大人まで色々なカテゴリーの練習や試合を見ました。また現地の方との交流を通して、バスクの人たちにとって「アトレティック・ビルバオ」というクラブがどういう存在なのかということを学びました。
その上でこの練習を見ましたが、かなりの衝撃を受けました。何度もふるいにかけられ、選ばれて選ばれて選ばれ抜かれた選手たちの集まりなんだということを思い知らされました。
日本の育成環境もこれくらいになればいいなという希望を持ちつつ、正直これは無理だと思いました。
逆に、スペインやバスクを見習うのではなく、日本は日本で独自の育成環境を整えていく必要があるのかなとも思いました。教育との結びつきも全く違うので。
とにかく、練習見学を通して感じることは多かったです。
スペイン6部チーム練習参加 2日目
昨日は反省を活かし、今日は積極的に選手たちに関わりに行きました。
ウェイトトレーニング→ミーティング→練習という流れを彼らと共にしました。
トレーニング内容的には昨日とほぼ変わらず。次節の相手を想定したタクティカルなトレーニングでした。
昨日と比べて、扱えるスペイン語が増えたこともあり声を積極的にかけ、自分を表現することができたと思います。
またプレー面に関しては、インターセプトの予測、縦パスを出すタイミングと精度という部分は十分通用したと振り返っています。やはり自分のストロングが通用すると嬉しいですね。
足りなかったのは、やはりフィジカルコンタクトの部分。
完全に予測して潰しに行ったとき、僕が身体を当てる少し前のタイミングでコンタクトされ、完全にバランスとタイミングを崩され収められる。単純なコンタクトの強さではなく、スキルの部分でも改善が必要だと身をもって痛感しました。
昨日と比べると少し進歩したとは思いますが、来年以降こっちでプレイヤーをやっていくのであれば、足りないことだらけだと感じました。
そんなこんなで今日1日が終わりました。明日もまた頑張ります。
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