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ホワイトセージの香り
ネイティブアメリカン・カルチャーを学んでいた時に、浄化のスマッジアイテムとして使っていたホワイトセージ。最近はホームセンターのハーブ売り場で苗を買えるようになりました。
20年ほど前はネットもまだ十分に使えず、情報もないまま、ホワイトセージの代わりにヨモギをドライフラワーにして使ったこともありました。
ご存知のようにヨモギの綿毛は、灸のもぐさにつかわれます。身体と精神をつなぎ、エネルギーを天に昇華させるもぐさの力に期待しました。
が、
ホワイトセージに比べると線が細く、ドライフラワーにする際にも繊細な配慮が必要で、きれいに干し上げるのは難でした。いつしかホワイトセージは購入するもの、と、頼みにしていた信頼できる本屋さんで幾度か購入して、少しずつ使ってきました。
一昨年ダンボールコンポストのご縁から、元花壇だったスペースをお預かりすることになった頃に、たまたまホームセンターでホワイトセージの苗を見かけました。ふた株購入してこのスペースと庭にひと株ずつ植えたところ、元花壇だったこの場所の土とぴったり合った様子。夏の暑さにも旱の渇きにも負けない、丈夫な株に育ちました。
(残念ながら庭のセージは、ジャーマンカモミールの大株に囲まれて湿度が上がって枯れてしまいました)
独特のスモーキーな香りが大好き❤
株周りのお手入れをすると、ローズマリーの枝に触れたときのように、しばらくその香りが指から漂います。
スマッジ用にひと枝摘んで持ち帰った時には、同じ荷物の中にあったマスクを着けると香りが移っていて、セージを焚いたあとの清浄な空気を吸い込んでいる心持ちになりました。
いつでも枝を摘んで楽しめるよう、今年は株を増やしたいなぁ。
春からの作業にまたひとつ、楽しみが加わりました。