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諸行無常

全ては変わり続ける

こんにちは。

久しぶりにアナロジー筋肉を活動させたいと思います。
今日は物質と人生を対比して考えてみようかと思います。

物質とエネルギー

物質とは何でしょうか? 私たちは物質でできています。では、物質とは何でしょうか? 中学生のときに習ったように、原子と原子の結合により分子ができ、原子自体の性質とその配列によって様々な性質を持ちます。


原子自体も物質ですが、その原子を分解すると、陽子、中性子、電子に分かれます。


そこら辺から物質とエネルギーの区別が曖昧になりますね。科学者であればきちんとした定義があるでしょうが、ここでは詳細には触れません。


とにかく、物質を細かくしていくと、最終的にはエネルギーになるということです。


エネルギーは常に動いています。原子の周りを電子がくるくる回っているイメージはなんとなく想像できると思いますが、実際には電子は動き続けています。


正確には少し違うのですが、この説明も省略します。


言いたいことは、原子や分子は常に動いているということです。


しかし、私たちの周りにあるものはどうでしょうか?


今見ているスマートフォン、座っている椅子、コーヒーを置いているテーブル、建物。


これらは動いているようには見えませんね。それはマクロの視点で見るからで、ミクロの視点ではすべてが動いている、振動しているのです。


(ちなみにマクロとミクロは、全体と個と言い換えても良いと思います)


そして、体の中のすべての細胞は約3年で入れ替わると言われています。


元素に至っては、約3ヶ月で全て入れ替わると言われています。


全ては変化し続けています。すなわち諸行無常ということです。


全てのものが同じ瞬間に存在することはありません。


ミクロ目線マクロ目線

今まで上手くいっていたことが上手くいかなくなる時もあれば、 逆に今まで何も上手くいかなかった人が全て上手くいくこともあります。


ミクロで一つ一つを見ればうまくいっていなくても、マクロで見れば上手くいっていることもあります。


将棋で言えば、金将を取られることは、その事自体をミクロ目線で見ればマイナスですが、それが布石で相手の王将を取れれば勝利です。 マクロで見れば、ミクロの世界で起きたことは有益だったと言えます。


ですが、全体的に良かったと言っても、ミクロの世界に目を向けなければいつか瓦解します。


シロアリに柱をかじられていても、家全体を見たら変化はないかもしれません。 この場合はミクロの世界に手を入れなければ大変なことになります。


人の問題もこれと同じことが多々あると思います。


夫婦関係などはその典型的な例ではないでしょうか? 問題を曖昧にしてやり過ごす、話し合わない、向き合わない、時間が解決してくれると思う。


それはじわじわとシロアリに柱をかじられている最中なのかもしれません。


ミクロだけを見てマクロを見なければ、ただ一喜一憂してしまいますし、 マクロだけを見てミクロを見なければ足元をすくわれることになります。

まとめ

全てのものは変化し続けます。
栄えている人は襟を正し、足元を見直し、 苦難の中にいる人は視野を広げ、「有る」に目を向けましょう。

全ては変わり続けていますから。


今日もお付き合いいただきありがとうございました。

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