感情と事実と優先順位
感情と事実と優先順位
みなさんこんにちは。
以前の記事で物事の理解には具体と抽象の行き来が大切だということを書きましたが、より理解を深めるためには別の角度も必要ですね。
感情と事実
その1つは事実と感情を別々に捉えることです。
会話の中で、物事が分かりにくい人の特徴として、事実と感情がごちゃ混ぜになっていることがあります。
私の好きなアニメ「バイオレットエヴァーガーデン」では、感情の乏しい少女が「愛してる」という感情を知るために手紙をタイピングする代行サービスをしています。人と触れ合う中で感情を知り、愛について学んでいく物語です。
この物語の冒頭では、少女は感情がわからず、誰かに手紙を書いてほしいという課題に対して、事務報告的な箇条書きしかできませんでした。
なぜこの話をしたのかというと、意外と感情が未発達の人が多いことに気付きます。作業はできても感情を込めることができない、自分の感情を伝えることができない人が意外と多いのです。
逆に、要点が絞れない人は感情に振り回されていることが多いように思います。感情と事実を織り交ぜることによって、理解してもらえることが増えると思います。
優先順位
そして2つ目は伝えることの優先順位です。バラバラに優先順位がついていないと、要点が絞られていない状態になります。
例えば、子供が説明する時に、「今日〇〇保育園のA子ちゃんとB子ちゃんとC子ちゃんと一緒に近くの〇〇屋さんに行って、うまい棒とチロルチョコと雪見だいふくを買って、みんなで一緒に食べたんだよ」という具体的な話を、少し抽象化すると「今日〇〇保育園のお友達三人と近所の駄菓子屋でお菓子を買って、みんなで一緒に食べたんだよ」となります。
この抽象化、つまり優先的に話すべき内容を選んで他の部分を切り取る作業が大切です。優先順位をつけて切り取ることは、意外とできていない人が多いですね。
私も、どのようにしたら上手に優先順位をつけて伝えることができるようになるか考えているところです。具体の世界から抽象の世界へ上がるのは、実は結構難しいことなのですね。
今日もお付き合いしてくださりありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?