『絶園のテンペスト』
水曜日ですね、今日のマンガは『絶園のテンペスト』です。
これも最近ずっと言っている気がするんですが、「今更見なくても全部ストーリー話せるよ!」と思っているマンガの1つです。これ本当に、好きなマンガなんですよね。セリフがかっこいいし。
アニメで知っている方も多いんじゃないでしょうか?『絶園のテンペスト』でぼくがすごい好きなのは、この最初
かっこいいセリフ
シェイクスピアの一文が出てくるんです。
先に言っときますと、ぼくはシェイクスピアについて聞いたことも見たこともないです。でも、かっこいいセリフってあるじゃないですか。いつも通りのあれです(笑)。
第一話:魔法使いは、樽の中
『絶園のテンペスト』は9巻+外伝1巻の全10巻なんですが、まずは1話をさくっと紹介していきます。最初に出てくる主要なキャラクターは、こちら
なんて読みにくい名前なんだ(笑)。でも、葉風は主人公じゃないです。
主人公は別に2人いるんですが、ここから場面は変わって
主人公の1人が滝川です。
ふわーっといろんなことが出てきます。そして
ここで
こうして、滝川の親友である真広はどこかに消えていきましたと。すると
徐々にこうやって、登場人物の素性が明らかになっていくところがいいですよね。そして、フロラインによると
こんな感じで『絶園のテンペスト』はちょっとしたSFファンタジーっす。まず、蝶が飛んできます。それもたくさんです。
ここで、真広が登場します。
バァンッて撃たれるけど、
弾が空中で止まるみたいな。そして、このとき何が起きていたのかというと
この「黒鉄病(くろがねびょう)」っていうのが、世界中で流行っている病気なんです。
ここで物語の全容が見え始めるんですね。
この人形で、真広たちと葉風は交信していくんです。
葉風は無人島から抜け出すために、ガラス瓶に人形を入れて海に放っていたんですね。
こういうところから、ストーリーが始まるんですけど
真広は取引をしたんです。
めちゃめちゃですね(笑)。
基本的に真広は「世界平和」なんてどうでもいいんです。ここで、蝶がうじゃうじゃ飛んでくるんですが
また、シェイクスピアが出てきます。ここの絵が「もう嫌だ」ってなる気持ち悪さなんですよね。と、ここまでが第一話でした。
ぼくは、もうこれ以降はネタバレ要素を含んでいると思います。
ストーリをおさらいすると、
このページの通り、ここからは3つのポイントがあるんです。
------------------------------------ここからはネタバレを含んだ感想です
それが、これです。
3つのポイント
① はじまりの樹と絶園の樹というのが出てくるんですが、実は世の中の理・真理とは地球の文明を「作ること」と「破壊すること」が交互にという壮大な話になっていくんですね。
そして、はじまりの樹というのが葉風ら鎖部一族が神のごとく崇めている大樹です。はじまりの樹は物事をつくる役割を担っています。
はじまりの樹がうまくいかなかったときのために、絶園の木というものもあります。物事を破壊する役割を担っています。
こうして「創造」と「破壊」で人類が成り立っていたよという前提で、ぼくらが今日も生きていますという、壮大なSFファンタジーに変わっていきます。
さらに、「はじまりの樹」が葉風で、「絶園の木」が愛花ちゃんなわけですよ。これが、②と③に絡んでいくんです。しかも結局のところ「絶園の木」として認められた人は死ぬ運命なんです。
容赦のないネタバレで申し訳ないんですが、8巻で葉風は魔法の力で時を超えて過去に戻ります。
そうすると、まだ生きている愛花ちゃんに出会うんです。
こういう女の子の顔めっちゃ好きっすね。
で、動揺した葉風は屋上にジャンプします。
そこで独り言を言っていると
彼女は愛花ちゃんだったんです。そして次のシーンですよ!
「この子も魔法使いなの?!」みたいな。そして、ここからですよ謎が解けていくのは。
「はじまりの樹」と「絶園の樹」は対立関係にあっても、仲良くもあるんですね。で、「絶園の樹」はいつも「お前らこのままいくと死んじゃうぞ」っていうタイミングがあるんです。
そして、愛佳ちゃんは「私、今夜殺されるのか」って考え始めるんです
そして、ここです。葉風が「私が言ったことを信じるのか?」と聞くと
これです。
さらに葉風から「死ぬことが嫌じゃないの?」と聞かれると
ここで、葉風は「私が知らないことをあなたが知ってるの?」と疑問に思うんですが
「なるほど」と。ちょっとお腹いっぱいですよね(笑)。
でも、ぼくはもうこのまま書くしかないと思っています!
ここからはいろんな謎が解けていくんです。
そして、ついに。
言っちゃいますよ。
可愛らしい。「誰ですか?」というと
「あれ?」みたいな
愛花ちゃんが絶園の力で両親を殺害し、わざと強盗の仕業に見せかけて、自分も殺害したと。「魔法の力で自分を殺せば凶器は残りません」と続けます。
だから、あなたの魔法でも犯人は捕まらなかったんですよ。
で、ここからです。理が、真実が暴かれていくのが。
愛花ちゃんが亡くなったから、みんなが出会ったし、葉風がここに来たし。
これが真実です。
辛すぎるなと。
最後に言いたいことがあるんですが、ここ。7巻です。
第三十一話:ハムレット復讐せよ
吉野が愛花ちゃんと付き合っていたことは、真広には内緒にしていました。そして、真広は久しぶりに不破家のお墓参りに行くんです。
とか、いろいろ思うことはあるけど「場違いだったな」と。そして、帰ろうとするときに
吉野と鉢合わせます。
で、これまたくるわけです。
やっぱり『絶園のテンペスト』の3人の関係が設定上は、ハムレットにぴったり当てはまっているんですよね。
そして
というわけで ここから、いろいろな話をするんですが
第三十二話:死が二人をわかつまで
ついに真広にすベてを打ち明けます。
兄とはいえ、報告の義務はないだろと真広は言います。さらに
と言うんですが、ここが1番切ないです。
ちなみに、マヒロと愛花は血の繋がりはない兄妹です。両親が再婚しているので。
これもまた、感情としては「殴りたい」気持ちはあるけれど、理屈が合わない不合理すぎると。
このあと最終的に「はじまりの樹」から世界が守られるのかは、ぜひ9巻まで読んでいただきたいです。
(画像引用元:ガンガンNET|絶園のテンペスト)(聞き手:Erina)
それではまた明日!
最後に。
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