『進撃の巨人』を1巻から読み直しています。
ついに完結しましたね。
テレビのニュースでも「悲しい」といった声もありましたが、ここまで人気の作品が終わるということも数少なくなってきたと思います。
ぼくもしっかりと読み直そうということで、1巻から読み直しているところです。笑
実はnoteを書くために、今回はじめて作品公式サイトを見たんですが、世界観が再現されていてテンション上がりましたね。ストーリーのページで、スクロールとコマが連動するところも最高です。
もしもまだ『進撃の巨人』を読んだことのない方がいたら、作品公式サイトをチェックしたり、マガジンのYouTube、マガポケから試し読みできるので、まずはこちらもおすすめしたいです!
前置きはこのあたりにしておいて、ここからは感想を書いていきます。
漫画は世の中の大衆的なものを踏襲する
34巻を読んでから1巻を読み直すと「ここにも伏線があったのか」と思いますし、もう何とも言えない気持ちが溢れてきましたが、そもそもこのセリフ
「駆逐してやる」ってすごいですよね。
どんな世の中なんだよって感じです。笑
また少し話がそれてしまいますが、『進撃の巨人』のことを考えると、漫画で「死」というものがどう扱われてきたかを振り返ってしまうんですよ。
以前もnoteで触れましたが、僕は「漫画は世の中の大衆的なものを踏襲する」と考えています。
昔だと、『ドラゴンボール』でクリリンの死をきっかけに、孫悟空が超サイヤ人になったように、死に至る行為がライトに描かれていました。
これが『進撃の巨人』では「巨人が人を食べる」描写にまで発展します。さらに『東京喰種』で「人が人を喰べる」といった設定に行き着くというのは、世の中の流れだったんだろうなと思うんですよね。
そんな鮮烈な展開から始まった本作ですが、内容を振り返ってみても、全34巻にわたってハラハラさせられ続けたというか。
自由、真実に辿りつける希望が生まれたかと思えば、真相を知って絶望の淵に突き落とされるのに、読み続けてしまうんですよね。
他にも劇画調のような線と、強く印象に残るセリフが特徴的でしたが、ここからインターネットミームが生まれることもありましたよね。
さらに、張り巡らされた伏線によって考察もずっと盛り上がっていました。
かと思えば、この記事でも一部紹介されていますが、オノマトペでギャグ線を発揮されていたり、シリアスなシーンのセリフが駄洒落になっていたり。
ずっと作者の掌で踊らされ続けていたような気もします。
本当にすごい作品だったなと。
話が進むごとに舞台もどんどん広がって、登場人物も増え続けていくので「どう収拾をつけるんだろう」と思っていましたが、どんなシーン、セリフ、登場人物の描写にも、意味があったんだなと思わせてくれる結末でした。
1人1人の立場から物語を振り返ることで、全く違う解釈を味わうこともできるだろうし、考察を紐解くために読み直すこともできる、何度も楽しめる作品なんだろうなと思うんです。
『進撃の巨人』(諫山創/講談社)21巻より引用
ーーーーーーーーーーーーーーここからはネタバレを含んだ感想です。
個人的には自分たちの住んでいた世界、そしてその敵が巨人ではないとわかったところで逆に絶望を感じる部分が面白いなと思っていました。
そこからの怒涛の展開といい、毎巻おまけページまでチェックするのも楽しみでしたが、最終巻でもまたいい味を出していましたよね。
みなさん、ぜひ1巻から読み直してみましょう!
© 諫山創/講談社
それではまた明日!
最後に。
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