ちゃんと本音で物事を言うのはすごい大切|漫画『シガレット & チェリー』
今日の漫画は『シガレット&チェリー』です。
友達から教えてもらったんですが、こんな漫画があってもいいなって思いました。
一見すると王道のラブコメのようで、特徴的な構成だと思います。
まず珍しいと思ったのは具体的な氏名が一切ないこと。登場人物は、先輩、後輩、タバコちゃんなど、呼び名の表記だけなんです。
それに加えて登場人物も限られています。
1人目は大学デビューに励む主人公の後輩。2人目は後輩のアプローチをあしらい続けるクールな先輩。1巻の前半まではこの2人だけで展開され、その後も2人を中心とした、バイト先の数人をもとにストーリーは進みます。
全11巻を通して、恋愛をするなかで相手のために成長していく姿を描かれているように感じましたが、情報が限られているからこそ、個々の成長に目が向くのかもしれません。
なかでも重要な役割を果たしているのが、バイト先の店長だと思います。
店長のおせっかいが大切で、おせっかいというのは大切。
そう感じさせるシーンが何度もありました。
最終巻を読み終えて思ったのは、ちゃんと本音で物事を言うのはすごい大切だということ。1巻ではあれほどクールだった先輩も、こんな表情をするようになります。
すごい変化ですよね。
そして単純かもしれないけど、世の中は本当にいろんなしがらみを勝手に作り、実は何も言えない。そんな気がしました。
心に残るものがある、おすすめの漫画です。ぜひ読んでみてください。
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