「隠れキュン」ってあると思うんです|漫画『アオのハコ』
今日の漫画は『アオのハコ』です。
「次にくるマンガ大賞2021」にも選ばれていましたよね。
王道の青春ラブストーリーとは聞いていましたが、その通りでした。現在ジャンプで連載中ですが、今後さらに勢いが増していくと思っています。
どうしてそう感じるのか、ぼくなりに「隠れキュン」というキーワードから考えてみました。
きっかけは「王様のブランチ」です。
ちょうどマンガ大賞の特集が組まれていて、本作は王道のストーリーだと分かった上で、読み始めたのにキュンキュンできたのが印象的でした。
どことなく、『青のオーケストラ』と近しいものを感じています。
高校生で、部活に一生懸命で、友情あり、恋愛あり。自分の学生時代を思い出すような、微笑ましい気持ちになるんです。
ただ、『アオのハコ』は「懐かしい」というか、「こういうキュンとしたことあるな」という感覚がありました。
でも、そのキュンとする感じを人には言いたくない。
なんか恥ずかしい。
そんな「隠れキュン」というキーワードがある作品だと思いました。
読んでいると、昔を思い出すようで「そうそう、こんな時代があったな」と思うこともあれば、「こんな青春は送れなかったけど、送ってみたかったな」と感じさせる描写もあると思うんですよ。
その一方で、読者層のことも気になりました。
本作の内容からは外れますが、いまジャンプを読んでいる人のなかには、『鬼滅の刃』がきっかけで漫画を好きになった人もいると思います。
ここに刺さっている気がしたんですよね。
1つの作品をきっかけに、単行本から連載を追い、いろんなジャンルに触れて、好きな漫画が増えていく。そんな過程にあって、好きな漫画の幅を広げてくれた作品になるんだろうなと思います。
最後に2つ、好きなシーンを紹介させてください。
先輩のワンピース。
この鉄板さがいいなって。
具体的に何がというのはないんですけど、いいなって思っちゃいました。
あとは、学生ながらの友達が仲を取り持ってくれるところ。ちゃんといるんですよ、アシストしてくれる存在が。
こう、いい感じに心をくすぐってくる漫画なんです。
1月4日には3巻の発売も控えているので、気になった方はぜひ。
ここから先は
漫画オススメまとめ(コメント有料版)
いままで書いてた漫画についてのレビューをスタートさせます。(2021年11月より) 漫画をレビューした後、良かった、コメントしたいという…
良いと思ったらサポートお願いします。嬉しいので。 もちろんちゃんと返信させて頂きます。