記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

「隠れキュン」ってあると思うんです|漫画『アオのハコ』

今日の漫画は『アオのハコ』です。
次にくるマンガ大賞2021」にも選ばれていましたよね。

王道の青春ラブストーリーとは聞いていましたが、その通りでした。現在ジャンプで連載中ですが、今後さらに勢いが増していくと思っています。

どうしてそう感じるのか、ぼくなりに「隠れキュン」というキーワードから考えてみました。

ストーリー
中高一貫スポーツ強豪校、栄明学園。
男子バドミントン部・猪股大喜は、朝練の体育館で毎朝二人になる、一つ上の女バスの先輩・鹿野千夏に恋をする。
そんなある日、進級を迎える春に二人の距離が一変しーー
青さが胸を衝く、青春部活ラブストーリー、開幕!!

『アオのハコ』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより引用

きっかけは「王様のブランチ」です。

ちょうどマンガ大賞の特集が組まれていて、本作は王道のストーリーだと分かった上で、読み始めたのにキュンキュンできたのが印象的でした。

どことなく、『青のオーケストラ』と近しいものを感じています。

高校生で、部活に一生懸命で、友情あり、恋愛あり。自分の学生時代を思い出すような、微笑ましい気持ちになるんです。

ただ、『アオのハコ』は「懐かしい」というか、「こういうキュンとしたことあるな」という感覚がありました。

『アオのハコ』(三浦糀/集英社)1巻より引用

でも、そのキュンとする感じを人には言いたくない。
なんか恥ずかしい。

そんな「隠れキュン」というキーワードがある作品だと思いました。

読んでいると、昔を思い出すようで「そうそう、こんな時代があったな」と思うこともあれば、「こんな青春は送れなかったけど、送ってみたかったな」と感じさせる描写もあると思うんですよ。

『アオのハコ』(三浦糀/集英社)1巻より引用

その一方で、読者層のことも気になりました。

本作の内容からは外れますが、いまジャンプを読んでいる人のなかには、『鬼滅の刃』がきっかけで漫画を好きになった人もいると思います。

ここに刺さっている気がしたんですよね。

1つの作品をきっかけに、単行本から連載を追い、いろんなジャンルに触れて、好きな漫画が増えていく。そんな過程にあって、好きな漫画の幅を広げてくれた作品になるんだろうなと思います。

最後に2つ、好きなシーンを紹介させてください。

『アオのハコ』(三浦糀/集英社)2巻より引用

先輩のワンピース。
この鉄板さがいいなって。

具体的に何がというのはないんですけど、いいなって思っちゃいました。

あとは、学生ながらの友達が仲を取り持ってくれるところ。ちゃんといるんですよ、アシストしてくれる存在が。

『アオのハコ』(三浦糀/集英社)2巻より引用

こう、いい感じに心をくすぐってくる漫画なんです。

1月4日には3巻の発売も控えているので、気になった方はぜひ。

ここから先は

0字

いままで書いてた漫画についてのレビューをスタートさせます。(2021年11月より) 漫画をレビューした後、良かった、コメントしたいという…

良いと思ったらサポートお願いします。嬉しいので。 もちろんちゃんと返信させて頂きます。