緊縛少女と盗撮少年の漫画『罪と快』
よくあるエログロかなって思いながらも、ずっと絵がきれいだな、読みたいなと思っていたので、今回とりあえず1巻だけ読んでみることにした。
そもそも、緊縛師?という仕事についてはもちろん知らないわけだが、色んな仕事をして色んな人の体験だったり話を聞いてる中で、緊縛をしたことのある人に出会ったことがあった。
『罪と快』(染谷ユウ/スクウェア・エニックス)1巻より引用
その人が縛る単位を「一縛(いちばく)」「二縛(にばく)」という言葉を使っていたのを生涯忘れることはないだろうと思っていました。
そんな経験がここで活かされるとは、、(活かされるってなんだろう、、)
これだけニッチなテーマなので、どうやって連載が決まったんだろうと気になっていたら、1巻の終わりにこんなページがありました。
『罪と快』(染谷ユウ/スクウェア・エニックス)1巻より引用
この時すでに「盗撮」というキーワードは出ていたみたいなんですが、そこから「緊縛」まで発展したのがすごいなと。
本編より先におまけページに触れてしまいましたが、あともう1つだけ。
『罪と快』(染谷ユウ/スクウェア・エニックス)1巻より引用
1巻のあとがきで書かれている、この一文を前提に作られた漫画として読むと、また印象が変わるなって思ったんですよね。
「盗撮」は犯罪であり、相手を深く傷つける行為であり、自分自身も失うものがあることを想像できていながら、なぜそこに至るのか。
『罪と快』(染谷ユウ/スクウェア・エニックス)1巻より引用
冒頭でも書きましたが、一見するとエログロ系の作品と思ってしまいそうですが、これだけではないと思いました。
もう1つのテーマであり、メジャーとは言い難いフェティッシュな行為「緊縛」に辿り着く心理というか、ここのあたりについても描かれていると思うんですよね。
そして全6巻で完結を迎えられた作品ということは、それだけの支持を集められた結果なんだとも思います。
『罪と快』(染谷ユウ/スクウェア・エニックス)1巻より引用
1巻の最後は主人公が盗撮してることをお母さんに早速バレてしまうところで終わっているんですが、罪の意識が今後どう、主人公の行動に繋がるのか楽しみです。
それではまた明日!
最後に。
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